あれから1作。
そこそこの柄だった仔でしたがどちらも天葉で柄が抜けちゃっています。
この程度では油断できないということなのでしょう。
派手方向には滅多に振れることのない柄に関しては気難しい品種ではあります。
そういう感じで親木に目を移せば
こっちもなんとなく地味柄っぽくなってきたような・・・。
来年はがっくりと肩を落とすことになるのでしょうか。
と、気を取り直してこちらの木です。
これはまだ数年は上柄を楽しめそう。
でも、今年出た仔はやはり地味柄と青。
こんなに派手なところからでもそう来るのか~~といった感じです。
派手目最上でまとまっている株立ちなんてこの世にあるのでしょうか。
あれから半年。
今までの窮屈そうな筬が少し緩んできたのは
木勢が付きつつある証でしょうか。
何気に根出しの少ない品種ですから
上の方からでも根が出てくれさえすれば嬉しいことですが
姿の乱れにつながりますのでちょっと微妙なところです。
それでも年に3枚は葉繰りしますので
根は直にミズゴケの中に納まることでしょう。
ところで昨年のアタリが無事に育ってくれたと思ったら
今年また新たなアタリが顔を覗かせています。
こんな感じで年に1本づつでも増えてくれたら
株立ち作りの楽しみが増すというもの。
手前の大きな仔を1本向こう側に持っていって
四方に仔を従えているような感じに出来ればとか考えています。
とりあえずは株分けしないことが株立ち作りのコツでしょうね。
あれから半年。
今年はまたミズゴケ植えに戻しましたが
特に徒長する風でもなく普通に育っています。
新たな仔出しもなくこちらも普通。
しかし大株にしますと増えすぎて株が込み合い
徒長して持ち崩すのが大半ですから
増えないということはあながち欠点とはいえないかもしれません。
思い出したようにそこそこ増えるこの木は
株立ち作りを目指すうえで絶妙のポジションにあるのでしょう。
お値段が高い時には株分けする気にもなったでしょうが
今はその気も起きない値段ですからその辺も幸いしています。
20数年で素立ちからこれぐらいになりますから
まだ先の長い若い方は一鉢挑戦されてみてはと思います。
株分けして増やしたり、買ったり売ったりすること以外の楽しみを見出せるかも。
あれから1作半。
再び天葉が痛んでガクガクッとなりましたが
時間の経過と共に何とか立ち直っています。
下の仔は外し、上の仔は一人前の大きさに・・。
でもまだ根は降りていませんが。
この親木は結構な古木ですが来年の花芽はお休みのようで
まだまだ仔吹きは期待できそうです。
以前、外していた若木は凛々しい姿になっています。
軸の太い品種ですから1本仔付き程度でも十分に眺められます。
と、自分を慰めつつ、ところで大株作りが実現するのはいつの日か~~。
あれから5ヶ月。
毎年花芽が2個ずつ付いていましたが
芯痛の親木から外したとたんそれが止み、来年の花はゼロ・・・。
おまけに下から仔まで出てきました。
株分けは増殖にこんなに効果があるのかと今更ながらビツクリです。
仔のほうも来年の花芽は無し。
思わず倍返しだ~とか叫びたくなってしまいます~。
それにしても僅かな差ですが翠扇以上に整った葉姿がお気に入りではあります。
あれから1作。
私の腕が悪いのか、それとも少し派手気味のせいなのか
生育は思ったほどではありませんでした。
最も入手してからまだ2作。
ようやく棚環境に慣れたところなのかも知れません。
親木の柄は少し派手寄りの上柄といった感じで綺麗なのですが
3本の仔はもしかしたら派手なのかも。
まだ紺中通しがあるのは救いですが
これが富貴殿のように徐々に広がって親木程度の柄になるのか
それとも派手仔で終わってしまうのか
この品種については経験不足で先が読めません。
まあ、派手になったら落ちちゃうことくらいは知っておりますが~
先月の秋季大会で入手。
懐具合もちょっぴり暖かかったことだし
遅ればせながら大型の縞物が一鉢くらい棚に在ってもよいかなと落札してみました。
青軸と言われていますがほんのわずか軸に泥気を感じるのがこの品種の特徴で
花軸の節にもアントシアニンが乗るそうです。
準素芯といったところでしょう。
その泥気を感じる軸は櫛目の最上柄。
惚れ惚れします。
それにしても一鉢ぐらいなんて出来心で入手してしまったのが運の尽き。
このタイプにはいろいろと高価な品種が控えていますから
コレクション心に火が付きはしないかとひやひや物です。
あれから1年と3ヶ月。
羆覆輪でこれぐらい中に縞が入ってくると
天葉でいきなりユウレイになって、ハイそれま~で~よっというパターンをよく目にします。
それを思えばこの木は良く持ちこたえているほうだと思います。
ただの縞じゃなく逆三光(第二層のみ紺地)的な柄で推移しているのでしょうか。
もっとも仔はお決まりの新月殿ですから親木もただの派手柄と決め付けられそうですが・・・。
先日の月光羆と雰囲気が似ていなくも無いのですが
あちらは羆の青から出た三光中斑(第二層のみ柄)。
やはり華やかさと柄の継続という点での安心感が違います。
今後どちらが出世するかは比べるべくも無いのですがどっちもがんばって欲しいものですね。
今年、リキダスを使ってみてちょっとイイ感じでした。
でもいくらお手軽価格とはいえ使い続けると費用がかさみます。
そこでふと思いついたのがピートモス。
これはフミン酸、フルボ酸の塊です。
しかもすでに腐食していますからこれ以上腐ることはなく
風蘭の植え込み材料にはもってこいかと・・・。
で、荒めのものを購入し、ふるいに掛けて微塵を取り除き
カキガラの粉を混ぜて中和させて(なってるかどうかは不明ですが)
水に漬け込んでしばらく養生させています。
(最初はなかなか水が染み込まないんですよね)
さて、問題はこれをどう使うかです。
単体だとばらばら崩れて空洞植えは難しそうですからそのまま植え込んだほうが良いのか
それともミズゴケを繋ぎに使えば形を整えることが出来るのか
それとも木炭の上に乗せて植え込んだほうが良いのか
いろいろ試行錯誤してみたいと思っています。
いずれにしてもこれで根腐れなくスクスクと育ってくれれば
最も入手しやすく安上がりな植え込み材料となります。
(鹿沼土で姿良く育てている方もいらっしゃいますが)
幸いというか2~3年植えっぱなしの木炭植えがたくさんあり
これを来春には何とかしなきゃと思っていたところでした。
こんな思い付きがあると植え替えもさぞ楽しいことでしょう。
ついでにミズゴケ。
国産の良いのはなかなか入手難でしたから
しょうがなく自分で山へ採りに行きました。
山道を持って帰るのは大変で、しかも短いのばかりでしたが
使えないことも無いので丁寧に並べてみました。
仕事の合間に洗ってゴミを取り除き並べるだけで数週間。
蘭舎の改造も重なりブログがすっかりおろそかになってしまいました。
いつも見に来てくださる方々には申し訳ないことです。
ぼちぼち復活しなければと思っていますのでまたよろしくお願いします。
蘭小屋を増設後、旧蘭舎は日当たりが良くないので
作棚には向かないかなと使っていませんでした。
空いているスペースには当然のごとく物が置かれます。
ところが5年前はまだガラガラだった新蘭舎から風蘭が溢れ出してしまいました。
しょうがないので旧蘭舎を大改造。
越冬には十分な環境ですからどうせ日当たりが悪いならと
吊り枠をたくさん置けるようにしました。
500鉢ぐらいは増えても楽勝ですからあと5年は安泰かも。
しかし、棚といっても天井近くに棒を4本設置しただけですから超簡単。
むしろここに山のようにあった鉢や木炭やミズゴケの移動のほうが大変でした。
苦労の甲斐がありましたので来年以降は心ゆくまで鉢数を増やしたいと思っています。
と、油断しているとあっというまに埋まってしまいますから
自分に用心しなければなりません。
年も年だし、植え替えが追いつきませんからね~。
さて12月・・・。
といっても、もう下旬、そろそろ年の瀬です。
外はすっかり雪景色で蘭舎内も温度は最低3~4℃、
最高でも10℃以下になってしまいました。
今年は秋が短くいきなり冬が来た感じで
これから長い冬が始まります。
といっても、もう下旬、そろそろ年の瀬です。
外はすっかり雪景色で蘭舎内も温度は最低3~4℃、
最高でも10℃以下になってしまいました。
今年は秋が短くいきなり冬が来た感じで
これから長い冬が始まります。
月光羆は先月、秋季大会の折、四国の大棚様から譲っていただきました。
富貴蘭讃歌さんも紹介されていますがこの品種は羆の青からいきなり変化した大珍品。
普通の縞物からでも三光中斑はまず出てこないもので
それが羆の青からよくぞ出てきたものと感動してしまいます。
増殖が進むに従い当然真鶴芸の仔も生まれることでしょう。
母体の芸のままのほうが紺地があって増殖も良さそうですから
羆が出たら、あら、羆が出ちゃったよう・・・てな感じになるのでしょうか。
四国では全般的に柄が明るめに育つようですが、こちらでは少し沈み気味になります。
果たして来年この木がどんな表情を見せてくれるのか今から楽しみです。