あれから8ヶ月。
春から1枚の葉繰りです。
成長スピードの速いアマミにしては
ずいぶんゆっくりとした生育です。
これも墨が原因でしょうか。
そういえば以前からしたら葉丈も半分くらいになりました。
問題は柄ですが、これはもうあきらめて
別に買ったほうが手っ取り早いかも。
でも、アマミと豆葉の縞と金牡丹は買っちゃいけないと家訓に書いてありますし~
しかしそれを除いたら目新しい品種はほとんど無いですね。
あれから8ヶ月。
新根がたくさん出ましたので収拾が付かなくなる前に植え替えることに。
3年振りの植え替えです。
鉢底からも根が溢れています。
一見、鉢から抜くのは大変そうですが
水をたっぷりとやれば鉢や木炭から根が楽に剥がせます。
根に埋もれた下の子を外しスッキリとした姿になりました。
根がたくさんあって丈夫そうに見えますが
葉はオリーブグリーンの柄がベースですから
意外に弱体で葉持ちがよくありません。
それでも久しぶりにもう一鉢増えました。
昨年は一目で見えるよう寄せ植えにしましたが
更に今度は根まで見えるようこんな風にしています。
それが功を奏したのかチンチクリンな仔は葉を2枚残して飛んでいきました。
ならば他に変わった仔はないかと探したら・・・ありました。
たとえばこの仔。
葉裏にガシを現して葉肉が厚くなり斑の色まで変わっています。
パターンでいえば星光殿か八千代的な芸です。
このままいけば小型で締まった姿に育ってくれることでしょう。
この木を足掛かりにすればもっと先の変化も期待できそうです。
そしてこんなのも発見。
天葉が紺覆白中透けで出てきました。
まあ、三光中斑ですからありえることですが
この品種に関しては出来れば避けたい柄。
でも、うまく育ったら綺麗でしょうね。
一癖二癖あって作では我慢比べを強いられますが
富貴蘭讃歌さんの予言どおりこれから変化種が出て楽しくなりそうな品種です。
昨年はたくさん咲かせようと張り切りましたが
結局、咲く寸前でしけってしまい咲いた姿は拝めませんでした。
ならばと秋にたくさん付いた蕾を外し一個にしてみました。
その一個から出た蕾も摘んで2つ残してこれでどうかといった感じです。
こんな風にして咲かせてもとは思いますが
一度は花を見てみたいところです。
あれから8ヶ月。
3~4年前にポ、ポンと出た仔以外は音沙汰無しです。
親木が相当の古木でしたから
当然、その強力な花癖は仔にも伝わるのでしょう。
元で繋がっていますからね。
でも、その仔に特望のアタリが付きました。
一個空き家があったようです。
上のほうの葉にも隙間が開いて芽が出来ています。
こちらの仔にもアタリが一個。
こっちは確かパイナップル芽で出たはずですが
花芽ばっかりでした~。
画像では見えませんが上のほうにもアタリが潜んでいます。
親木にもアタリが見え始めています。
そういえば棚にはこんな古木がたくさんあって
いつも花芽を量産しまくっていますが
今年はなぜかちょっと期待してしまいます。
こちらでは台風6号の影響は強い風のみ。
それほどでもありませんでした。
それにしても雨が降りません。
7月上旬の梅雨明けからお湿りは2日くらいのものです。
幸い、水道から水は出ますから富貴蘭はご機嫌ですが
せっかくの天水棚がちょっと空振り状態かも。
でも、あまり雨に当てても水垢が付いて葉が汚れるみたいですから
まあ、良し悪しです。
それほどでもありませんでした。
それにしても雨が降りません。
7月上旬の梅雨明けからお湿りは2日くらいのものです。
幸い、水道から水は出ますから富貴蘭はご機嫌ですが
せっかくの天水棚がちょっと空振り状態かも。
でも、あまり雨に当てても水垢が付いて葉が汚れるみたいですから
まあ、良し悪しです。
さて、あれから2ヶ月。
アントシアニンが強く出てちょっと日に反応し過ぎといった感じですが
生育、柄共々まずまずといったところです。
でも、期待した次の仔も柄は無さそう。
う~む、この木で2連敗するとは思いませんでした。
あちらが良ければこちらが~というもの
黒牡丹縞の面白さでしょう。
更に次の仔に期待したいのですが、
うまい具合に出てくれるかどうかです。
あれから2ヶ月。
今年も綺麗な根がたくさん出てまずまずの生育振りです。
仔は相変わらず黄縞と白縞が混在。
もう少し複雑に絡み合ったら面白そうですが・・。
これも6月に植え替えてすぐにアタリが付きました。
やはり年に3枚の葉繰りは強力。
少しばかりの花芽など、物ともしないようです。
昨年株分けした木は下で全部黄縞に変わるものの
天葉は白が勝っています。
なかなか一筋縄ではいかない品種のようで・・・。
こちらにもアタリが覗いています。
あれから2ヶ月。
木勢良く、葉幅を引いて大型になるタイプですから
その点では安心して見ていられます。
ただ、仔はいつもと違って今年は柄がイマイチ。
もっと白く冴えてくると思っていましたが
まだ少し黄味掛かっています。
まあ、ここは変幻自在の金牡丹柄ということでご勘弁。
あ、もう一個アタリがつきました。
あれから2ヶ月。
予定通り(B)です。
しかし、どれか痛んだらこのローテーションが崩れてしまうのではと心配です。
案の定、仔の天葉の葉元に黒い墨の様なのが出て生育がピタリと止まっていましたが
今回は無事、すり抜けてくれました。
仔育てはどうした~と葉が少なくなった親木に文句を言いたいところですが
仔が休んでいる間、新たな仔をせっせと作っていたのでした~。
ところでこの木の出た親木の柄はさっぱりでしたが
ここに来て何やら天葉に柄のようなものが・・・。
本当に油断のならない品種(生育も含めて)です。
あれから2ヶ月。
寒い6月が生育を鈍らせていましたが
ここに来てまた持ち直したようです。
でも、暑すぎるとまた調子を崩す絶妙(微妙)な品種ではあります。
外そうとしたこの仔ですがやはり外さなくて正解。
外していたら枯れていたかも?
とりあえず親木にくっ付いているうちは安心ですから。
柄の冴えといい、暗み具合といい、墨の塩梅といい、締まった姿といい
心にグサッと突き刺さるような艶姿ではあります。
そうこうしているうちに株的にちょうど良い所から新たなアタリが生まれました。
これも良い柄でありますようにっっ。
あれから1ヶ月ちょっと。
暑さがうなぎのぼりの今日この頃、生育にも弾みが付いてきました。
紺覆輪白中透けで出ていたパイナップル芽はボ~ッとした白柄に。
紺中通しがないので大仔と同程度の柄にはなりそうです。
その大仔にはなんとなく細めの紺覆輪が入ってきました。
柄の冴える秋口以降が楽しみです。
そしてその下から出た仔は今からクッキリとした紺覆輪。
この上なくチャレンジ精神旺盛な木ではあります。
その上更に嬉しい朗報(なんのこっちゃ)
こんなに小さくて芯痛では駄目かとあきらめていた仔が復活。
・・・夏ですね~
あれから半年。
仔を全部外し素一本にしてしまいました。
思えばあれ以来の株分けです。
その時から今までこの親木は花芽ばかり。
仔の上の葉元に空き家は一個もありません。
気が付けば超老木になっていた訳です。
そこで頃合や良しということで先月下旬、
花芽を摘み、仔を分けてみました。
その効果はというと何やら来年の花芽予定位置に怪しいアタリ。
これが仔でスッと伸びてくれば今頃の植え替えが大正解といえるかも。
結果が待ち遠しい限りですっ。
それは別として秋はあんなに綺麗な柄でしたが
今の時期冴えませんね。
逆に言えば今の時期はこれ位の柄ということで安く入手できそう。
そして、秋も深まる頃、幸せをかみ締めることとなります。
今年は梅雨入りした途端しばらく雨が降り続き
風蘭が腐ったどうしようと心配したものでした。
でも、梅雨明けしたらいきなりカッと太陽が照りつけ
棚で40℃前後の日がもう1週間。
今年はそんな夏が長~~く続きそうです。
ところで、自宅はそこそこ風が通りますからエアコンがありません。
どこの家もそんなものかと思っていましたが
先日、町内を散歩しましたら
ほとんどでエアコンの室外機を設置しているようです。
・・・・まあ、我が家はエコな家庭ということで・・・。
人はともかく風蘭がご機嫌ならそれが何よりです。
風蘭が腐ったどうしようと心配したものでした。
でも、梅雨明けしたらいきなりカッと太陽が照りつけ
棚で40℃前後の日がもう1週間。
今年はそんな夏が長~~く続きそうです。
ところで、自宅はそこそこ風が通りますからエアコンがありません。
どこの家もそんなものかと思っていましたが
先日、町内を散歩しましたら
ほとんどでエアコンの室外機を設置しているようです。
・・・・まあ、我が家はエコな家庭ということで・・・。
人はともかく風蘭がご機嫌ならそれが何よりです。
晴れた日は(最近、毎日ですが)天水棚の日差しが相当きつく感じられます。
ダイオネットは陰になる部分が5割ですが
シルバーですし、編みこんだ目からも光は漏れますから
遮光率は20~30%くらいのものでしょう。
でも、今のところ、それで葉焼けはありませんから
たぶん、これからも心配なさそうです。
その天水棚に置いてある紀州白王です。
ほとんど柄抜けですから花芽はそのままに・・・。
咲かせるとだいたい全部こんな感じになります。
百や二百ならともかく全部花茎を切るとなると作業が大変。
やはり花芽摘みのほうがラクチンです。
ようやく最後となりました。
ついでにパイナップル芽の作り方についてです。
これはちょうど花芽が出来つつある時期に
ドンピシャのタイミングで植え替えてエチレンの影響を受けると
たぶん花芽のような仔が出来てしまうのではないかと思います。
そういえば2年連続してパイナップル芽を出した羆は
2年続けて夏に植え替えています。
この羆の現象からふと、どうしてかなと思い、
増やすにはどうすればという理屈に無理やり結びつけたわけですが・・・。
ただ、せっかく仔が出ても育たなければ意味がありません。
出たらそのまま続行でスッと伸ばすためには
真夏でも生育を止めさせないことが肝心となります。
葉が成長していることの目印は根先が半透明のまま伸びていることです。
ここにもちょっと書いてありますが、夏も旺盛に生育させるためには花芽を摘むこと。
(開花させると根先の成長がいったん止まります。)
それと根の伸びを止めないよう鉢回りを冷やすために素焼き鉢を使うこと。
その鉢も汚れたら通気が悪くなって冷えなくなりますからこまめに換えること。
冷えるためには気化熱が必要ですから真夏でも完全に鉢を乾かさないこと。
そして気化熱を得るため風通しを良くすること。
また、成長を続けさせるためにはそのエネルギー源となる光合成が必要です。
よって、なるべく日陰には置かないことです。
でも、いきなり強い日に当てると、てきめんに葉焼けしますから
春先から、場合によっては前年から徐々に慣らし
耐えられる日の強さを自分なりに見つける必要があります。
こうやって書くといろいろ面倒ですが
夏の植え替えだけで増殖面でのブレークスルーとなれば
栽培の楽しみも増えるわけですから
これが富貴蘭を栽培する皆さんの一助になればと思っています。
でも、あくまで、もしこれで仔が出たらの話ですからね~
それと、上の棚環境については説明不足な面も多々ありますから
もしビギナーな方が見られていましたら他サイトや栽培書でも十分ご研究ください。
ということで、これにて終了です。
ちょうど良い時期ですから皆様も挑戦してみてくださいな。
あ、棚にメロン下げることも忘れずに~
(でもいいです。)
ついでにパイナップル芽の作り方についてです。
これはちょうど花芽が出来つつある時期に
ドンピシャのタイミングで植え替えてエチレンの影響を受けると
たぶん花芽のような仔が出来てしまうのではないかと思います。
そういえば2年連続してパイナップル芽を出した羆は
2年続けて夏に植え替えています。
この羆の現象からふと、どうしてかなと思い、
増やすにはどうすればという理屈に無理やり結びつけたわけですが・・・。
ただ、せっかく仔が出ても育たなければ意味がありません。
出たらそのまま続行でスッと伸ばすためには
真夏でも生育を止めさせないことが肝心となります。
葉が成長していることの目印は根先が半透明のまま伸びていることです。
ここにもちょっと書いてありますが、夏も旺盛に生育させるためには花芽を摘むこと。
(開花させると根先の成長がいったん止まります。)
それと根の伸びを止めないよう鉢回りを冷やすために素焼き鉢を使うこと。
その鉢も汚れたら通気が悪くなって冷えなくなりますからこまめに換えること。
冷えるためには気化熱が必要ですから真夏でも完全に鉢を乾かさないこと。
そして気化熱を得るため風通しを良くすること。
また、成長を続けさせるためにはそのエネルギー源となる光合成が必要です。
よって、なるべく日陰には置かないことです。
でも、いきなり強い日に当てると、てきめんに葉焼けしますから
春先から、場合によっては前年から徐々に慣らし
耐えられる日の強さを自分なりに見つける必要があります。
こうやって書くといろいろ面倒ですが
夏の植え替えだけで増殖面でのブレークスルーとなれば
栽培の楽しみも増えるわけですから
これが富貴蘭を栽培する皆さんの一助になればと思っています。
でも、あくまで、もしこれで仔が出たらの話ですからね~
それと、上の棚環境については説明不足な面も多々ありますから
もしビギナーな方が見られていましたら他サイトや栽培書でも十分ご研究ください。
ということで、これにて終了です。
ちょうど良い時期ですから皆様も挑戦してみてくださいな。
あ、棚にメロン下げることも忘れずに~
(でもいいです。)
前回の続きで効率的に仔を出させる、
その為には来年の花芽が出来ようかという時期にエチレンを作用させることです。
そして来年の花芽の形成は今年の花芽が動き出す頃から始まります。
夏に開花期を迎える頃、もう来年の花芽が花茎を伸ばしたその上の葉元に
ひっそりと生まれています。
風蘭にも都合がありますから、ほとんどが花芽寄りではあるものの
それでも生まれたてのわずかな時期は、花芽とも葉芽とも決まっているわけではありません。
これを仔で出させようというわけです。
ずばり、結論として植え替えは夏(花芽が動き出す頃)に行うべきです。
また、ここが肝心ですが、大切なエネルギーの貯蔵庫でもある葉や根を取らなくても
花芽を摘む、株分けする、根を動かすことなどで多少傷付きますし
それ以外に葉に触る接触刺激も伴いますから
エチレンは十分に発生するのではないかと考えます。
やはり勢いの良い仔を得るには葉や根は貴重ですから。
でも、もしそれで足りなければ棚の上にメロンやバナナでも吊るせば良いのかも~
ということでとりあえず理屈は考えましたので後は検証。
今の時期に全部植え替えてみて、果たして花芽予定位置から
続々と仔が出てくるのかその傾向を観察してみることにします。
あと、メロンを吊るすことも考えてみます。
実はいままでそんなに多くは夏に植え替えたことが無かったので
思い当たる節はあるものの、秋仔がたくさん出来るかどうかはほぼ未検証。
今年、よい結果をご報告できればよいのですが。
と、ここで更に次回に続きます。
その為には来年の花芽が出来ようかという時期にエチレンを作用させることです。
そして来年の花芽の形成は今年の花芽が動き出す頃から始まります。
夏に開花期を迎える頃、もう来年の花芽が花茎を伸ばしたその上の葉元に
ひっそりと生まれています。
風蘭にも都合がありますから、ほとんどが花芽寄りではあるものの
それでも生まれたてのわずかな時期は、花芽とも葉芽とも決まっているわけではありません。
これを仔で出させようというわけです。
ずばり、結論として植え替えは夏(花芽が動き出す頃)に行うべきです。
また、ここが肝心ですが、大切なエネルギーの貯蔵庫でもある葉や根を取らなくても
花芽を摘む、株分けする、根を動かすことなどで多少傷付きますし
それ以外に葉に触る接触刺激も伴いますから
エチレンは十分に発生するのではないかと考えます。
やはり勢いの良い仔を得るには葉や根は貴重ですから。
でも、もしそれで足りなければ棚の上にメロンやバナナでも吊るせば良いのかも~
ということでとりあえず理屈は考えましたので後は検証。
今の時期に全部植え替えてみて、果たして花芽予定位置から
続々と仔が出てくるのかその傾向を観察してみることにします。
あと、メロンを吊るすことも考えてみます。
実はいままでそんなに多くは夏に植え替えたことが無かったので
思い当たる節はあるものの、秋仔がたくさん出来るかどうかはほぼ未検証。
今年、よい結果をご報告できればよいのですが。
と、ここで更に次回に続きます。