富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

破天荒

2018年07月28日 | 破天荒




あれから10ヵ月。
芸的には裏甲龍の泥軸版ともいえますが
それにしてもいつ見ても奇怪な芸ではあります。







奄美風蘭らしく遅れて花茎が伸び出しました。
初花ではありますが花芽が付きましたので
木の大きさはこれぐらいが限界かも。
アマミですからもっと大きくなると思いましたが・・・。

それに今までは調子良く仔が出てくれたものの
花芽が付いたことで仔出しはもう頭打ちでしょう。







それにしてもこの葉芸ですから蕾まで変な感じです。
いったいどんな花が咲くのでしょうか。












ところで親木からの仔吹きは今までのようにはいかなそうなので
付いている仔を外してみました。

今は暑い日が続いていますからこのまま天葉の生長を見守り
無事に生育していたら活着したということで
秋にでも交換会かヤフオクで見てもらえたらと思っています。

とりあえずの記念撮影(証拠画像)でした。

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羆覆輪

2018年07月24日 | 羆覆輪
毎日暑い日が続きます。
それでも秋田では夜は涼しくて過ごしやすく
富貴蘭も相変わらず成長を続けています。







羆覆輪はあれから1ヵ月。
せっかく春に苦労して植えたのですが
もうすでに根が隣の鉢に入りこんでいます。
このままでは発送はおろか手に取って眺めることもできませんので植え替えることに・・・。







なんとか新根を折ることなくきれいに植え替えることが出来ました。
10鉢植え替えに要した時間は3時間30分。

これからまた同じようなごちゃごちゃの鉢を10鉢植え替えれば
合計たった20鉢ですが仕事やった感が十分味わえ
晩酌の第3のビールでも十分に美味しく感じられることでしょう。  


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月笙

2018年07月13日 | 黒牡丹




あれから10ヵ月。
月笙から出た金牡丹でしょうが前作の傷んだ葉もほぼ落ちて
綺麗な姿に生まれ変わりつつあります。
仔はどちらもスマートな姿ですが
親木は墨がきついせいかずんぐりしていて面白そう。











上の木に付いていた縞の仔はようやく力が付いてきたようです。
なんだかんだ言いながらも花芽が付かなかった代わりの仔沢山。
にぎやかな株立ちに育ってくれそうです。







その他の仔はこんな感じに寄せ植えしています。
1本枯らしてしまいましたが
あの株がここまでなってくれたら御の字としたものでしょう。
月笙出ということで何となく縞気配も感じられますし
出世してくれたら大儲けかも。

とは言っても傷んだ木を買うことはもうないでしょう。
葉が入れ替わるまでは見る度に気持ちがはんなり・・・もといげんなりしちゃいますから~。

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建国の縞

2018年07月12日 | 建国の縞




あれから3ヵ月弱。
天葉が半分ぐらいしか伸びていないのが気にかかるところです。







しかし下葉で縞だった木でしたが









天葉2枚は紺覆輪。

ただ、縞のままのほうが良かったのか中透けに変わって嬉しいのか
自分の中でも意見の分かれるところです。
とりあえず推移を見守りましょう。









双頭で出た仔はどちらも八千代芸。
ダブルでお得と思っていましたがそれは上柄なればこそ。
これはちょっと微妙で次に期待です。

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黒牡丹縞(B)

2018年07月11日 | 黒牡丹縞(B)






あれから8ヵ月。
天葉の柄はやはり更に派手方向に突き進んでいます。
仔も派手ですしそろそろ念仏を唱えなければいけないかも。









逆にこっちの木は下葉の柄とは打って変わり
天葉が上柄に近くなってきました。
色々と目まぐるしいものです。
右側の青の木も落ちた下葉に柄がありましたから
仔が出たら喜ばしてくれるかも。







それに引き換え元親は相変わらずコートメ柄を堅持。









2本の仔も上柄で推移しています。









更に親木から2本仔が出ましたがどうやら柄は無さそう。
こういう木は引き続き次も上柄が出ると信じちゃいけないんでしょうね。







しかし更に上柄の仔にもアタリが。
まだ赤黒い芽で墨が晴れるまで柄は確認できませんが
さすがにこれは期待したりして。

それにしても墨が多く気難しそうな雰囲気を漂わせていますが
意外に葉持ち良く仔出しも良好な黒牡丹ではあります。

昨年の夏は温室内栽培で室温を下げようとミストを噴霧しまくったせいか
葉に水垢が付いてしまいました。
湿度が高すぎるのも考え物です。

拭けば取れるものの対処しきれないので
水遣りはその都度シャワーで葉をマッサージするようにしていました。
結果、全部がだいたい綺麗になったようです。
それにシャワーの刺激が仔出しに繋がっているのかもしれません。

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建国の縞

2018年07月10日 | 建国の縞






上柄から出た柄抜けの木。
また柄が出るかもしれないと十把一絡げに寄せ植えすることなく
単独で丁寧に育ててきました。

長い間、仔は出ないしルビー根もない面白みのない木でしたが
昨年あたりからようやく柄が出てきたようです。
特に天葉は太縞になって期待が持てます。
追々ルビー根も出てくれることでしょう。









ところで来年の花芽予定地にアタリが顔を出しました。
何やら白っぽい柄の入っていそうな芽。
これが仔なら久々でしかも柄の仔なら快挙です。
待てば海路の日和ありということでしょうか。

と、また先走ったことを言っていますが
春の植え替えの際、枯れた根や葉柄の整理と共に花芽も全部摘んでいますから
この芽が去年からのじゃなく今出てきたばかりというのがわかるのです。

それに今年は6月に花芽形成阻害ホルモン(様物質)を3回散布しています。
前から見ていただいている方ならあああれねと気付いてくれそう。

昨年までは数年植え替えしなくて済ますことをテーマにしていましたから
すぐにミズゴケや鉢が汚れるこれの散布は御法度でした。

しかし今年から植え替えは年2回が目標。
シチュエーションが変われば昔やってたことが復活します。

そんなこんなで古木の花芽予定地からアタリが出始めました。
あっちからもこっちからもです。
反応の鈍い風蘭ですがこれは結構効果があったかも。
5割の歩留まりなら大成功といったところでしょう。







ということで毎日せっせと植え替えしていますがこれはその残骸風景です。
片付けられない私がいます。
鉢洗いやミズゴケ並べもしなければ~~

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金紗墨

2018年07月09日 | 金牡丹






この名前の響きが好きなんですよね。
その特徴を一行解説的に言うならば
「各葉に墨を含み葉肉厚く小型。下葉に黄縞を現す。」
とでも表現するのでしょうか。
ただ、今まで発行された種々の本や図鑑を見ても
その特徴に合致した木を見ることはほとんどありません。
物が無いのでしょうね。









しかしそんな木がなぜか棚にありました。







葉幅引いて葉肉厚く軸太く矮性で葉先は丸留めですから
その姿はどちらかといえば伊勢矮鶏っぽい雰囲気です。









天葉は当然ながら金牡丹芸ですが
それが暗みだすと同時に黄縞が現れ










極黄縞が下葉に残ります。

まさに金紗墨。

なのですがこれは昔から金紗墨として保存されていた木ではなく
墨の多い黒牡丹縞から出た木です。
しかし今まで黒牡丹から金牡丹が出るとがっかり~とか思っていましたが
これなら大歓迎。

それにしてもとてつもないポテンシャルを秘めていて興味の尽きない品種群ではあります。

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建国殿No.1

2018年07月08日 | 建国殿No.1出




あれから8ヶ月半。
相変わらず小さな木ですが少し天葉が伸びてきました。
ミズゴケも汚れてきましたし
1本しか無い根がどうなっているのか気になり植え替えてみることに・・・。






細い根ですがそれなりに活動しているようです。








またしっかりと植え込みました。
あと1枚ぐらい葉繰りしてくれればちょっとはましな姿になってくれますし
もう枯れる夢を見ずに済みそうです。
それにしても建国殿って柄がたくさん入っていて弱そうですが結構丈夫な品種なんですね。

しかし、こんなのばかりだと楽チンなのですが
新根がたくさん出ているのは植え替えに気を使い精神的に疲れます。

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黄玉殿

2018年07月07日 | 黄玉殿




あれから2週間。
少しの間に天葉は力強くぐんぐん成長しています。
それに伴い気になっていたアタリも伸びてきました。







・・・が、残念ながら願いむなしく今年の花芽でありました。
とんだ狸の皮算用ではありましたが花芽と分かるまで楽しかったことも確かです。
いずれ真っ白な花茎ですから仔で出たとしてもユウレイだったのでしょう。

思い通りにいかないのも想定内。
人の力ではどうにもならないことより
とりあえず今年はまず姿作りの第一歩と思っています。

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羆B

2018年07月06日 | 




あれから3週間。
次の天葉が出てきました。
紺覆輪中透けの完全芸ですから
とりあえず成長しきるまでは安心して成育振りを楽しめそうです。







親木に比べて仔の生長は遅いようですがそれでも3週間で1cmは伸びたようです。
これでも根は3本ありましたのでこれから調子が出てくれるでしょう。
昔だったらこれぐらいでも外して売り飛ばすなんてこともあったのでしょうが
行った先の苦労を考えるととてもとても。
アタリが付くまで大きく育てたいものです。







ところで梅雨時の第二弾の新根が出始めましたが
その影響でちょっと開き気味になった葉の付け根を見ると
黒々とした小さなアタリが見えます。

前回、仔を外したことで早速次を準備してくれたのでしょう。
今度は本芸の仔で出てくれますようにっ。

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大江丸縞

2018年07月05日 | 大江丸縞




あれから10ヵ月。
入手後、いきなり3本の仔に恵まれましたが以後音沙汰無し。
大江丸縞に関してはウチの棚によくありがちなパターンです。

最初から付いていた仔は覆輪風でも派手でダメでしょうが
3本の仔はコートメながらまずは我慢できる柄。

そして親木は葉幅引き柄も最上になってきました。
炭団のような黒ポチが惜しい木ですがこれも数年後には入れ替わってくれるでしょう。









ところでコートメ柄でも良いことがある好例がこの木。
親木はコートメ過ぎて天葉で柄が抜けちゃいましたが
こんな最上柄の仔を生んでくれたりします。

そうはいっても最上柄はなかなか出てくれないもの。
縞物ですから途中で崩れてきたりもしますし
数本立ちを10鉢一枠揃えたいと思っても実現は夢のまた夢です。

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白牡丹

2018年07月04日 | 縞物






あれから11ヵ月。
Mさんの白牡丹です。
(真砂系ではないですよ。)
夏のような暑さと共にご機嫌になってきました。
これから勢い良く成長してくれることでしょう。

柄は天葉から数えて5~6枚まで残ります。
昔の白牡丹はこんな感じだったと思うのですが
ほとんどが柄抜けになってしまったのでしょう。
自分が以前育てていた木もそんな風になりました。
いわゆる絶滅危惧種かも。
今風に呼ぶなら白牡丹白縞とかスーパー白牡丹いったところでしょうか。
天葉2枚くらいで紺を戻す木とは明らかにタイプが異なるような気がします。
よくぞこんな上柄の続く系統が残っていてくれたものです。









株立ちにあった芯痛の木も外してみました。
残念ながらてっぺんから天葉の再生はないようですが
下から仔が2本出てくれました。







1本はまずまずの柄。









そしてもう1本は真鶴芸で出ています。

紺の戻りが遅い分、その柄は黄味を含まない透き通るような青光りするような白さです。
今はこの美しさを堪能しつつもう少し時間が経って本体の柄に紺が戻れば
仔の生長にも弾みが付くことでしょう。

1本で幾通りもの楽しみを見出せるお得な品種ではあります。

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中野覆輪

2018年07月03日 | 覆輪




あれから半年。
例によって置き場節約のためこれも寄せ植えしています。
育てていると時折姫性が解除され大きくなっちゃう木も出ますが
不思議なことに羅紗覆輪の半分ぐらいの大きさに留まるようです。
因みにこの木の大きさはその半分。
羅紗覆輪の4分の1の大きさです。









多少、本芸落ちの仔が出るにしてもこの増えっぷりはお見事。
増えで十分カバーしてくれますし数の中には縞の仔が出たりして楽しい品種です。


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玉錦

2018年07月02日 | 玉錦






あれから2年と3ヵ月。
紫外線の多い外棚だとここまでアントシアニンが浮いてくるんですね。
このままこの場所に置いとけばカッチリ締まった姿になりそう。
ってこれ以上締まった姿になるんでしょうか。
まあ、外棚作りということでこれぐらいにはなってくれるかも。

とまれ2株あったのを一鉢にまとめてみましたが
20数年前に小さな1本立ちから始めてこの程度の増えっぷりです。
仔はもっと出たのですが最初は真鶴芸ばかりでなかなか増えませんでした。

今では毎年そこそこ仔が出てくれますし
しかもいくら増えてもスペースを取らないかわいい佳草です。

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黒牡丹縞(D)

2018年07月01日 | 黒牡丹縞(D)
さて7月。
ようやく最低気温が20℃前後になり生育に弾みが付いてきたようです。
思えば外棚に出した5月の下旬から6月半ばまで
明け方の気温が10℃になったりと寒い日が結構ありました。
根は止まらなかったのですが葉の生長は渋り気味。

日中はお天気の良い日が多く、光合成でできたエネルギーは
葉幅や葉の厚みに変わってくれているはずと思いたいのですが
直ぐに目に見えるわけじゃないのがもどかしい所です。

あと1ヵ月遅く、今頃から外に出したらとか秋は早めに取り込んでもう少し生育させたらとか
未だに思い悩んでいます。

葉繰りの良さを選ぶか締まった姿を取るか永遠の課題のような気がします。











さて、黒牡丹縞はあれから1年と8ヵ月。
いわゆる黄牡丹錦そのものです。

上柄はほとんど出払ってしまい、残ったのは葉焼けさせたこれだけです。
業者様も持って帰ってもこれは売れそうもないと思ったのでしょう。

昔、外棚作りではこんな柄でも焼けなかった所を見ると
夏場の蘭舎内生活の微妙な何かが原因だったのかもしれません。







ところでこんな柄からでも進化するもので
こちらの大仔は超地味柄でしたが






それから出た仔は早くも良くなる兆しです。









こちらはこのタイプとしては地味からず派手からず超最上柄。







そしてこの仔も同じように上柄になりそうです。









そういえば兄弟木のほぼ柄抜けからも









いきなりこんな覆輪っぽい柄が出ますから恐るべき系統と言えそうです。

さて今回は話が長くなって申し訳ないのですが
時期も良く植替えがてら株分けしてみました。









素1本では葉焼けがまんま目立ってしまいますが
外棚に戻し西日の当たらない所に置きましたのでこれからは大丈夫かも。
仔も力が一点集中しますのですくすく育ってくれそう。









こちらのようにアタリ付きで外せるまで置いておけば
何のストレスもなく育ってくれるのですが・・・。











調子に乗ってこの仔も外してしまいました。
あと2作待ったほうが良いのは分かっていますが
これぐらいから育てたいという欲求はいかんともしがたいものです。
待てないんですよね。
根は長いのと短いの、それに新根が出始めていましたからなんとか大丈夫でしょう。








勢いついでに同系統の別の柄抜けから出たこの仔も外しちゃいました。
墨が多いのと下仔のため小さく葉数は少ないものの根はまずまずでした。







上の木と比べてみるとまるで別物。
兄弟木とは信じられないほどで、やっぱり恐るべき系統です。

こうやって遊んでいると寂しくなった黒牡丹のコレクションもまた復活してくれることでしょう。

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