21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

金・情報は暗所/閉所恐怖症。。。

2006年02月19日 20時23分49秒 | Weblog
 ずっと前から言われているのに、なかなか定着しない言葉がある。ずっと語り継がれているぐらいだから間違ってはいないのだろうけど、「ちょっとしくりこない」せいか、定着もしない。特に「孫子の兵法」なんか、もう書かれてから何千年も経っているのに、まだ新しい発見があるかの様な解説本が存在する。
 他の例を挙げれば、「お金と情報は、暗い所や狭い所が嫌い」と言う事だ。もう誰が言い始めたのかも分からない。意味としては、タンス預金より銀行預金の方が金利がつくし、預金より投資の方が利益があるみたいな事だ。タンスより銀行の金庫の方が広いから、友達(お金)が集まりやすくて増えやすく、金庫より市場の方が広くて明るい。情報に関して言えば、暗い人より明るい人の方がよくしゃべる。多く話して大量の情報を外(脳みその外)に出した方が、友達を集めやすく、いろんな話も(自分が話した分だけ)聞けると言う事だ。
 となると、ネットは広い。お金にとって「市場」ほどは広くないが、情報にとって「世間話/友達の輪」より広い。そこに情報を出せば出すだけ、それが仲間を連れて、帰ってきてくれると言うわけよ。

市場主義原理

2006年02月19日 20時06分42秒 | Weblog
 「市場絶対主義」「市場主義」が脚光を浴び始めて、日本にも「市場原理」が導入され、「弱肉強食」の時代が始まる、「負け組と勝ち組が生まれる」とか言われているが、、、、、自然はもともと弱肉強食だ。人間はどんな事をしても絶対に逃れられない。 とまぁ、そんな事はどうでもいい。
 要はこれから、「有能な人材」しか生き残れなくなる中、気をつけなければいけない事がある。
市場原理が最も浸透している国としてあげられるのがアメリカ合衆国だ。(そして、経営者と労働者の給料格差が400倍以上ある事が、ちょっと注目されたりしている。)しかし、最も市場原理/弱肉強食が浸透しているのは「世界市場」だ。アメリカの企業経営者の平均年収は約13億円らしいが、地球上で10億人以上が年収5万円以下で生活している。
 まぁ、ここで世界一のGDPを誇るのが米国だから、「アメリカ的経済構造が世界一」と言ってしまうのは簡単だけど、ちょっと「国民一人当たりのGDP」に目を移してみたいと思う。何てたって、アメリカ自身は国土/人口も巨大な国だ。(ビル・ゲイツはいるけど) 「GDP/国民」の方が、世界市場で『勝ってる』国民の割合を正確に表していると思う。そして何となく「勝ち組」が多い地域の真似をした方が、負けにくい様な気がする。(勝ちに行きたい人は勝手にどうぞ)

 「国民一人当たりのGDP」で見ると、スイス/ノルエー/ルクセンブルク等「半社会主義」国家が多い。要は、世界競争で生き残る為に国民同士が協力し合っている国だ。と言っても、、日本国内では共産党や社会党に政権を預ける事を考えない方がいいだろう。小さな政府と違って、大きな政府になると運営する人の能力が欠かせなくなってくるからね。
 まぁ、「10人中9人は負け組になる」「勝ち馬に乗り遅れるな」なんて言うマスコミ報道を馬鹿みたいに信じ込んで、人間同士の信頼関係を疎かにしている「負け組予備軍」はほっといて、我々は協力しあいましょう。
 「弱肉強食」の世界、「多数」こそが力です。信頼/協調/協力/相助、、、、、

日本の財政破綻

2006年02月19日 19時34分39秒 | Weblog
 世の中には主に「増税しないと財政破綻する」と言う意見と「増税しなくても財政破綻しない」と言う意見があると思う。私の考えは「日本政府は増税するから財政破綻する」と言う立場だ。
 バブルの崩壊とその後の経済政策の失敗を「第二の終戦」と呼ぶ見方があるので、私の立場を戦前の例で言わせてもらえれば、「戦争をしないと国家破綻する」と言う意見と「外交交渉(戦争無し)で国家破綻を防げる」と言う意見の間の「日本は開戦するから、国家破綻する」と言った所だ。過去の話をたとえに使うと、もう結果が分かっているのでちょっと変な感じがあるが、私の意見が合ってるとは限らない。
 とりあえず、増税は経済成長の足かせになる為に、長期的に財政の足しにはならない。 財政再建の例なら、江戸時代~明治維新、戦後復興まで日本には幾らでもある。今経済発展を続けている国は、必ずそのうちのどれかを見習っている。 無駄にプライドの高い本家にとって「先祖帰り」はちょっと嫌かもしれないから、日本は財政破綻するでしょう。まぁ、何とかなるといいね。逃げたもん勝ち????

北朝鮮ー北風と太陽。

2006年02月19日 13時20分34秒 | Weblog
 外交政策は「飴と鞭」「ニンジンとスティック」「太陽と北風」に例えられることが良くある。金大中は自身の北朝鮮政策を評して「太陽政策」と言っていた。(騙されても姿勢を崩さなかったんだから、ホントに脳天気だよ。)

 今の所、世界(米/日/韓/中/露/UN)の北朝鮮政策は『南風政策』と言えると思う。
北朝鮮への風当たりは強く、とても「太陽」とは言えないが、「風」の中身が「北風」とは違う。どこの国も「核/人権問題を解決できなければ、体制を崩壊させるぞ」と言ってるわけでは無い。 「核開発/大量破壊兵器密貿易/軍事的対外工作活動/麻薬製造、販売/偽札づくり/誘拐、拉致、拷問人身売買等人権侵害/、、、」を中止して、「普通の国」になれば、国交正常化交渉/食糧支援/貿易の活性化を前向きに検討する、と言っているのだから、「南風政策」だ。 
 北朝鮮は「普通の国」になって失うものは何も無い、それどころか市場原理を導入して、産業構造を正常化させれれば、それだけで国が発展する余地が出てくる。その上に、海外からの支援を受けれるようになるのだ。 旅人のコートを吹き飛ば(して、凍死させようと)した「北風」とも、旅人がコートを脱ぐまで見守っていた「太陽」とも違う。
豪勢だね。


 最近の北朝鮮は中国/ロシアにとって「無用の存在」から「邪魔な存在」に本格的に移って来ていると、私は思う。中国の経済成長の要因、貿易の自由化/国際化に不可欠な「国際秩序」を乱している。もし北朝鮮が国際社会に背を向け続けるのなら、<米国>より先に<中国>が行動を起こすと考えるのが、妥当だと思う。中国が積極的に「北朝鮮の消滅」を実行すれば、、、、問題は(最も平和的に?)解決するかな