21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

食糧危機は起こるか?

2006年02月05日 06時58分13秒 | Weblog
 食糧生産増加率が人口増加率を遥かに上回っているこの現状で、食糧危機が起こる事はあり得るのか。アフリカで飢餓を起こしている政治的状況は、ちょっとおいといて、考えてみたい。インドの人口増加は、世界的影響力を持たないだろう。中国での食肉生産の増加も、世界的な農業製品貿易には影響はないかもしれない。盲点は、クリーンエネルギーの生産かもしれない。エタノールやメタン、石油に変わるクリーンエネルギーの生産にはトウモロコシ等、農業製品が使われる事が多い。。。。

 90年代、「日本人のエビ好きが、東南アジアの熱帯雨林を破壊している」と言われ、「日本人の紙消費量の増加が、森林破壊の最大の原因だ」と言われ、最近では健康食品として有名になってきた「パーム油」の原料を生産するため、熱帯雨林が切り開かれてプランテーション化している。 

結論として、食糧生産不足が原因の食糧危機は起こらない。

「拷問」が禁止されている理由

2006年02月05日 06時14分17秒 | Weblog
 「人権保護」なんてのが理由で、拷問が禁止されているわけでは無い。もっとちゃんとした(?)理由がある。
何と言っても、容疑者を拷問にかける事で得られる情報の信頼性は低い。取り調べる側が「容疑者が情報を持って、隠している」と思っている(思い込んでいる)場合に、取調官が拷問を行うわけで、される側にとってみれば、真実を語るよりも相手が聞きたがっている話(作り話でも)を語る方が身のためになったりする。帝政かなんかで、皇帝/反逆者側が相手を陥れるために、拷問かなんかで「欲しい」情報を得るのは理にかなっている(?)としても、情報の確かさが必要な民主主義社会では、「拷問」は利用価値が低い。噂によると、ブッシュ政権がイラク攻撃の根拠となる情報(イラクに大量破壊兵器が在ると言う「嘘情報」)を拷問で得たと言う話だけど、あれは理にかなってたのかね? 結果だけ見てみるとブッシュさんの支持企業は結構「戦争」で儲けているみたいだから、「うまい事やってる」といえなくもないかも。。。。
 拷問が情報の信頼性を落とす原因は他にもある。
「取り調べる側に欲しい情報がある」と言う事は、逆に容疑者がその話をした時、「容易に信じてしまう」可能性を示している。大好きな恋人から「別れよう」と言われてもなかなか信じられないが、「結婚しよう」と言われると簡単に信じてしまうのと似た様なものかな。さらに、初対面の人から「好きだよ」と言われても信じられないが、ずっと好きだった人に言われると信じてしまうのと同じように、取調官も調査に時間をかければかけるほど(「これだけ頑張ったのだから、もう報われてもいいだろう」と言う考えからか)相手の話を信じてしまいやすくなる。 しかも拷問の場合、やってる側が受けてる側の苦しさを分かってやっている以上、ついつい「これだけ苦しい状態で、嘘はつかんだろう」と考え安かったりする。