21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

円貨/価

2006年02月21日 15時41分14秒 | Weblog
 もし日本政府/中央銀行(もしくは、原盤を盗んだ人)が、無闇矢鱈なお札の印刷を始めたとする。はたして、日本円の価値の暴落は起きるのか。ちゃっちゃっと結論を書いてしまえば「起きない」。
 日本社会ではすでにお金の電子化が進んでいて、既にカネ=現金ではない。もし誰かが、一万円札の印刷を始めたら、「一万円札」が千円で買えるようにはなるかも知れないが、どこかの金融機関がそれを「電子化」しない限り、1米$=¥1000になるような事はない。
 しかし、電子マネーにも問題はある。「お札」なら印刷するのに、紙代やインク代で一枚当たり数十円かかる上に、持ち運ぶのもめんどくさい。それに比べて、電子マネーならハッキングを通じて(うまく行けば)、幾らでも、同じ動力で作れてしまう。その上、額の大きさは発覚しやすいかどうかと関係ない。 偽金づくりは、規模がでかい程、効率が良い事になる。
良いのやら、悪いのやら。。。。まぁ、「手段に善し悪し無し、使い手に善悪あり」って言うけどね。