21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

市場主義原理

2006年02月19日 20時06分42秒 | Weblog
 「市場絶対主義」「市場主義」が脚光を浴び始めて、日本にも「市場原理」が導入され、「弱肉強食」の時代が始まる、「負け組と勝ち組が生まれる」とか言われているが、、、、、自然はもともと弱肉強食だ。人間はどんな事をしても絶対に逃れられない。 とまぁ、そんな事はどうでもいい。
 要はこれから、「有能な人材」しか生き残れなくなる中、気をつけなければいけない事がある。
市場原理が最も浸透している国としてあげられるのがアメリカ合衆国だ。(そして、経営者と労働者の給料格差が400倍以上ある事が、ちょっと注目されたりしている。)しかし、最も市場原理/弱肉強食が浸透しているのは「世界市場」だ。アメリカの企業経営者の平均年収は約13億円らしいが、地球上で10億人以上が年収5万円以下で生活している。
 まぁ、ここで世界一のGDPを誇るのが米国だから、「アメリカ的経済構造が世界一」と言ってしまうのは簡単だけど、ちょっと「国民一人当たりのGDP」に目を移してみたいと思う。何てたって、アメリカ自身は国土/人口も巨大な国だ。(ビル・ゲイツはいるけど) 「GDP/国民」の方が、世界市場で『勝ってる』国民の割合を正確に表していると思う。そして何となく「勝ち組」が多い地域の真似をした方が、負けにくい様な気がする。(勝ちに行きたい人は勝手にどうぞ)

 「国民一人当たりのGDP」で見ると、スイス/ノルエー/ルクセンブルク等「半社会主義」国家が多い。要は、世界競争で生き残る為に国民同士が協力し合っている国だ。と言っても、、日本国内では共産党や社会党に政権を預ける事を考えない方がいいだろう。小さな政府と違って、大きな政府になると運営する人の能力が欠かせなくなってくるからね。
 まぁ、「10人中9人は負け組になる」「勝ち馬に乗り遅れるな」なんて言うマスコミ報道を馬鹿みたいに信じ込んで、人間同士の信頼関係を疎かにしている「負け組予備軍」はほっといて、我々は協力しあいましょう。
 「弱肉強食」の世界、「多数」こそが力です。信頼/協調/協力/相助、、、、、

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