21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

北朝鮮ー北風と太陽。

2006年02月19日 13時20分34秒 | Weblog
 外交政策は「飴と鞭」「ニンジンとスティック」「太陽と北風」に例えられることが良くある。金大中は自身の北朝鮮政策を評して「太陽政策」と言っていた。(騙されても姿勢を崩さなかったんだから、ホントに脳天気だよ。)

 今の所、世界(米/日/韓/中/露/UN)の北朝鮮政策は『南風政策』と言えると思う。
北朝鮮への風当たりは強く、とても「太陽」とは言えないが、「風」の中身が「北風」とは違う。どこの国も「核/人権問題を解決できなければ、体制を崩壊させるぞ」と言ってるわけでは無い。 「核開発/大量破壊兵器密貿易/軍事的対外工作活動/麻薬製造、販売/偽札づくり/誘拐、拉致、拷問人身売買等人権侵害/、、、」を中止して、「普通の国」になれば、国交正常化交渉/食糧支援/貿易の活性化を前向きに検討する、と言っているのだから、「南風政策」だ。 
 北朝鮮は「普通の国」になって失うものは何も無い、それどころか市場原理を導入して、産業構造を正常化させれれば、それだけで国が発展する余地が出てくる。その上に、海外からの支援を受けれるようになるのだ。 旅人のコートを吹き飛ば(して、凍死させようと)した「北風」とも、旅人がコートを脱ぐまで見守っていた「太陽」とも違う。
豪勢だね。


 最近の北朝鮮は中国/ロシアにとって「無用の存在」から「邪魔な存在」に本格的に移って来ていると、私は思う。中国の経済成長の要因、貿易の自由化/国際化に不可欠な「国際秩序」を乱している。もし北朝鮮が国際社会に背を向け続けるのなら、<米国>より先に<中国>が行動を起こすと考えるのが、妥当だと思う。中国が積極的に「北朝鮮の消滅」を実行すれば、、、、問題は(最も平和的に?)解決するかな


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