21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

金になる新興宗教。。

2006年02月01日 18時20分58秒 | Weblog
 宗教団体は保護されていて、税制面でも結構優遇されてる。将来の職業として、宗教家もいいかも知れない。
 世界にある宗教団体の建物を見てもらえば分かるが、教会/寺/神社/モスク等、少ない個人から大金を巻き上げる宗教団体よりも、大衆受けし、たくさんの人から小銭を集められる宗教団体の方が、儲けているようである。
 そこでちょっと、世界的に信者が多く金を持ってるキリスト教/イスラム教/仏教の特徴を比べてみたいと思う。世界宗教でも作って、儲けられたらな。。。

 一見して、思う共通点は「一神教」であること。宗教全体の中には天使や使徒、如来がいて、多神教のようにも見えるが、派閥の数がそれと同じぐらいあるで、信者個人は一つものを信仰していると考えるのが適当だろう。

 次は「神様が優しい」こと。どの宗教でも、信者であれば天国にいける。宗教内での派閥争いから、他派閥の信者が地獄に行くことになっている場合はあっても、基本的には「信者である」事になっている人は、天国に行くと言われている。

 そして「簡単な祈りの言葉がある」こと。アーメン/アッラーに比べると仏教の祈りの言葉は長いようだが、それでも人気の高い仏教派閥のほとんどは、一言で言える程度の文言を持っている。


もう結論は出たね。要は「簡単である」こと。世界宗教を分析すると、人間の性質が出て来るね。
「一神教」で誰に祈ればいいのかはっきりしていて、「絶対に天国にいける」から祈っている時間を無駄にしないですむ。その上、「簡単な文言」でいつでも(天国にいる??)神様に自分が信者であることを示して、地獄に落ちる可能性を自己満足的だけれども、否定できる。
そうなると新しい世界宗教を作る時に必要な合い言葉は「いつでも、どこでも、誰にでも」と言うことになりそう。なんか携帯電話みたいだね。

 ちょっとここで忘れてはいけないのが、これらの宗教ではモスク/教会/寺が、宗教施設と言うよりは、近所の教徒(要は近所の人全員)の集会場、まぁ公民館のように利用されていることだね。地域社会/住民の繋がりが宗教を支えているのか?????宗教が地域社会/住民のつながりを支えているのか??????????分からないとこだね。

国家元首になるには4

2006年02月01日 17時37分16秒 | Weblog
権力の強い国家元首になるには、民主主義の価値が低下している国に行かなければならない。要は、空気や水の価値が低下している国でのみ公害がおこるのと同じである。しかしこの権力は一度手にしてしまえば、民主主義が市民の『不断の努力』でしか守れない以上、維持するのは簡単である。

 水と油が混ざった場合、どちらも使えなくなる。水の入ったガソリンでは車は走らないし(と言うか何と言うか)、重油の浮いている海では泳げない。 当たり前の話だが、生きていくのに水は必要不可欠だが、油自体はそうでも無い。一方、主観的に水にくらべ油の方が価値が高いため、油を大切にする人が多く、少量の油を落として大量の水を汚染することはあるが、少量の水を落として大量の油を無駄にした話はあまり聞かないのである。

 政治的帝政復古戦略もこれと同じである。国民に対し、対話/演説/広告(プロパガンダ?)で、何か問題を問いかける。(郵政民営化? テロとの戦い? アメリカ帝国主義をとめる? 大東亜共栄圏? 民族浄化?) その中で、民主主義があって当たり前の物として価値を失っているのを利用して、その問題の重要性を高めていくのである。この時、この問題の語り手を一人に絞ることで(権力が欲しいなら、大衆への問題の提起者を自分自身でやるべきだろう。)、「語り手=唯一の問題解決が可能な人物」と印象づけるのを忘れてはならない。その中で、「民主主義<重大事件/問題<事件/問題解決者=君」と言う方程式を有権者の中に作り出すことができれば、君が将来選挙で皇帝に選ばれることも不可能じゃ無い。

この手段も、詳しくは歴史の教科書でも見て、勉強してくれ。
 とりあえず、重要なのは「民主主義<君」と言う方程式を無理矢理作ろうとせずに、間に一つや二つクッション(重大問題とか、、、)を置くことだ。数学をやった時に気付いたと思うが、2つの式の大小を比べるのに対して、3つ、4つ、、、の式の大小を求める計算はかなり難しい。社会科学の中にある概念(民主主義/社会主義/帝国主義等)の優劣を比べるのもそれと同じである。

国王になる3

2006年02月01日 16時59分30秒 | Weblog
 「民主主義」が「王制/帝政」にかわるまでに、実際何年かかるか分からないが、とりあえずちょっと、(時代背景が整った状況で)「どうすれば国王に成れるか」を考えてみたいと思う。
つまり、国民の教養レベルの低下、マスコミ報道レベルの低下は前提である。
と言ってもそれだけでは、十分ではなく、戦争/不景気/恐慌等による社会不安も必要であろう。

 一番簡単なのは、軍隊を使うことである。
 軍人になった後、なんとしてでも(上官の顔色を良く見て)出世して、クーデターを起こすのである。最高指揮官になる必要はないけれども、逆クーデーターを防げる程度に、友人と軍全体の行動をコントロールできるようになる必要があると思う。そのためには金をばらまくのも一つの手だろう。
 その上で、逮捕した官僚/政治家全体を何か(汚職とか)国民の評判の悪いの容疑で政権復帰を困難な事態/容疑に反論できない状態に追い込むのである。この時、使える人物を他と一緒に殺してしまわないようにしなければならない。そして、マスコミを使い、自分を国民的ヒーローに祭り上げるのである。。。
 詳しくは、実際にアフリカや南アメリカ(民主主義の価値が飽和/減退した国で無く、民主主義が未発達の状態の国でだけども)でクーデターを起こして成功した人物がいるので、彼等の行動/プロパガンダ、成功/失敗から学べることが覆いと思う。

帝政復活への道2

2006年02月01日 16時37分55秒 | Weblog
帝政復活への根底には、資本主義社会がつくり出した、消費物の過剰生産と言う現実がある。

 技術革新が進む中、一部の人達だけで、全体が消費する物を作り出すことが出来てしまうのである。これが、働かなくてもいい人/就労努力をしない人を支えるもとになる。彼等は総じて、学習熱意が足りず、教養が低い人が多い。かといって、当人自信が悪いわけではない。資本主義がつくり出す「過剰生産」はまた、彼等から就労の機会/必要性を奪っている。しかし、教養の低い人が社会に出て行くようになることには変わりない。社会の中に「プロパガンダや流行に流されやすい人」が増えるようになってくる。しかも彼等は、生産活動をしない分、消費活動に時間を当てることができ、社会、企業(マスコミ各社を含む)に強い影響力を持つ性質がある。

 イギリスにはBBCという独立性の高い報道局がある。彼等が(たまには、ばかな報道もするが)基本的にはイギリスの民主主義を守ってきた。しかし、彼等の活動の資金源は英国会が法律で定めた受信料である。現実問題、国民がBBCの必要性を見失ってしまえば、消滅してしまわないとも限らない。そんな中、新しい新聞の形態として、フリーペーパーが出現してきている。彼等の収入源は広告料のため、彼等は大量に配らなければならない。無料と言っても、量を出すのは簡単なことではないので、自然内容は読者受けするようになっている。ゴシップ、流行記事が多い。そしてフリーペーパーが一般紙から、読者を奪っている。
 この中で、一般紙が大衆紙の後追いをすれば、自然に新聞全体のレベルが下がってしまう。そしてそれが、報道の性質を変え、BBCも後追いを迫られるか、無くなってしまう可能性もある。(そこまで百年かかるとしても、)所詮国民に選ばれた国会議員(そうじゃ無くなったら、王制化?)が資金源を持っている以上、国民/消費者の支持を失えば、元も子もない。

 マスコミ報道のレベルが下がった次は、国民全体の教養の低下である。日常生活の中で、社会事象を考えることがなくなり、彼等は社会問題に関心がなくなったり、問題を短絡的に扱うようになる。例えば、自国の政府が軍隊を送り込んでいる国の事を全く知らない、自国が戦争していること自体を知らない、すべての問題を二元化(郵政民営化か否か、テロリストか否か、友好者か敵対者か)して判断するような国民が増えることになる。

ここに、世論操作のうまい政治家が入り込めば、「民主主義国家」で王政復古が起こすことができるはずだ。

民主主義の次は、、、

2006年02月01日 15時39分05秒 | Weblog
 政治形態として、「民主主義」の次に何が来るのか。私は「王制/帝政の復活」の可能性が高いと思う。
 民主主義は、国民が彼等の権利を預ける人物を自分達で選ぶことである。そのため、人気政治家が出現した場合、その人が巨大な権力を握り、「帝政/王政」の復活を果たすことも可能である。ナポレオン、ヒットラー、ルーズベルト、、、かと言って、日本で天皇が権力の座に戻ることはない。日本で王政が復活するとしたら、日本国王は天皇に対して、平清盛、源義経、足利尊氏、徳川家康、大久保利通のようにふるまうだろう。

 一応、世界史の教科書や憲法の中には「民主主義の維持には、高い国民教養レベルが必要」みたいな事を書いてある。有能な国民が情報自己判断の大切さを自覚して、発言/表現/信条の自由を守ってこそ、民主主義は成り立つのである。要は、公正なマスコミのニュース/報道とその情報を正確に受け取れる国民が必要なのである。
 まぁ、日本国内には「公正なマスコミ報道」も「教養のある国民」もほとんどいない。テレビも新聞もネットまでも、情報の必要性が考慮されることなく、話題性の高い事件だけを報道している。しかし、そんな報道すら受信せずに、全く不必要なゴシップの収集にのみ時間を費やしている国民がいる。そんでもって、前回の総選挙を見る限り、もう民主主義はどっかに行きかけている。さすがに小泉純一郎程度じゃ、この先その人気を日本の帝政復古にまで持っていくことはできんだろうけど、読者諸君!!!、もし権力に野望があるのなら、「日本国王になる」ことを狙ってみたまえ。そんなに難しいことでないだろう。
 日本での話は少し置いておいて、日本より民主主義の進んだ「イギリス」を例にとって、「どう、民主主義自体(英米、、)が王政化するかを考えてみたい。

 まず根底にあるのは、資本主義社会が生み出した、消費物の過剰生産である。