風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

「愛」について考えるゼミ

2005-12-08 01:47:14 | Weblog
 大学2年生の時、今年はどの講義をとろうか迷っていたとき、教養セミナーというゼミナールの紹介文に書いてあった一文が目をひいた。
面白そうだと思って履修することにした。
このゼミでは主に小説などの文学や哲学の中における愛について記述されているものを読み、「愛」とは何かをみんなで考えるというものだった。
ストーカーや幼児虐待などの社会問題をとりあげたり
『スプートニクの恋人』(村上春樹・著)を教材としてその中に描かれた愛の形について論じた。

 今日はこのゼミの担当だった先生に会ってきた。
というのも今度受ける試験当日に作品(論文または近作、日ごろの成果を収めた作品集)を提出することになっており、私はこのゼミで書いた論文を提出しようと決め、それが私の作品であることを証明する書類に先生のサインをしてもらうためだ。
 3・4年に入るはずのゼミの入室試験に落ち、結局ゼミに入らなかったので卒論を書かずに卒業した私にとってここで書いた論文が唯一のものだ。

 昨日久方ぶりに先生にアポをとり、今日は1・2年に通った校舎へ行ってきた。
新しい校舎ができており、ちょっとこ洒落た雰囲気になっていた。

 先生は変わっていなかった。そして左手の薬指に指輪が…
「やったわ」と言う先生、相変わらずお茶目でかわいいです。
学生時代は空振りの片思いや失恋の連続でぜんぜんエンジョイできたほうではないと思うけど、やっぱりここには私の居場所があって、19、20歳の思い出がある。
先生は再会をとても喜んでくれた。私にとっていつまでも先生は先生だ。
 
 あーあ…
 愛ってなんでしょうね?
今日はずっと一日中受験の関係資料を集めるのに都内を回っていてくたびれたので少し休むことにしました。
だからこうやってぽっかりと疑問がわいてきました。
 
 人を愛するってどういうことなんだろう。
私は…愛すべき人がいるということだけで幸せなんじゃないかと思います。たとえそれがかなわない恋愛や届かない愛であったとしても。
愛だの恋だのって普段あまり真剣に考える機会は少ないし、そんなことよりまずはやるべきことをやるっていう風に普段は急ぎ足で通り過ぎてしまうテーマだけど、人として生きる上で基本となる、この世界で一番大切な感情あるいは心なんじゃないかと思う。とても直感的で主観的ですが…このテーマはたまにブログに書きたいと思います。

 さいごに、今日は職業訓練でお世話になった先生にも書いてもらう書類があり、会いにいったら、なんと課題をみてくれると言ってくれた。またあと何作か自分でやった課題をもってまた東中野へ行く予定だ。

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