Zooey's Diary

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テール・ド・トリュフ青山店

2015年10月10日 | グルメ


友人宅のすぐ近くにあるこの店、前を通る度に気になっていました。
小さな、でも洒落た佇まいで、パリのビストロのよう。
Terres de Truffes(テール・ド・トリュフ)、パリとニースにもある、
トリュフの専門店なのだそうです。

黒いダイヤとも言われるトリュフのことを印象付けられたのは
若い頃ピーター・メイルの「南仏プロヴァンスの12か月」(或いは「木陰から」)を読んだ時か。
皮肉屋のイギリス人が南仏に暮らして、泥臭い付き合いや田舎の閉鎖性に辟易しながらも
太陽のまぶしさ、食物の美味しさ、人情の温かさに惹かれて
移住を決意したような話だったように思います。
手元にないので確かめられないのですが
そこに、「本物のトリュフ」を手に入れるための七面倒くさい駆け引きが
書いてあったような気がする。
食通のフランス人がそれを手に入れるために、どれだけの情熱と手間をかけるか。



こちらの店内に入るとプンとトリュフの匂いがします。
前菜からデザートのすべての料理にトリュフ!
トリュフのコンソメスープ、トリュフとホタテの前菜、トリュフと豚肉のロティ、
トリュフ入りキャラメルソースとアイスクリームのデザート。
パンにはトリュフオイル。

最初にトリュフの塊がどんと披露され、たっぷりとその匂いを嗅ぐ。
ホタテや豚肉の上に、目の前でトリュフを豪快に削り、ふりかけてくれる。
う~ん、いい匂い!
一生分のトリュフを頂いたような。

ただ、トリュフは匂いは素晴らしいが、味はそれほどのものでもない。
単体で楽しむよりは、お肉や魚介の引き立て役という気もします。
日本人としては、松茸の方に軍配が上がる気も…

Terres de Truffes Tokyo http://www.terresdetruffes.jp/
コメント (6)
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