昨夜、東京オペラシティで開かれた「オフィーリアの歌を辿って…イギリスバロック狂乱歌の歴史」というテーマのレクチャー・コンサートに行って来ました。
レクチャー・コンサートというのは、私は初めての体験だったのですが 要するに、生演奏を挟みながらその時代背景や歴史など解説してくれるといったものでしょうか。
今回は、チェンバロとソプラノの歌声で「当時の演奏様式に沿った形で再現」され、沢山の関連資料や絵画などもスライド映写で紹介され、中々面白いものでした。
ただ…やはりその道の知識がもっとあった方が、もっと楽しめただろうなあという感想は否定できません。
それでも、古風なチェンバロの旋律と美しい歌声、聞き応えのある講演を、それなりに楽しむことができました。
オペラシティに、あんな小さな楽堂があることにも驚きました。
講演の中で、一番印象に残ったことは…
テーマからは外れるのですが、話に出てきたロンドンの「ベツレヘム精神病院」のことです。
通称「ベドラム (Bedlam) 」はイギリスにある世界で最も古い精神病院の一つで、劣悪な環境のその病院では、なんと患者達を有料で見世物にしていたというのです。
”18世紀には多くの人々が狂人を見物するために人多くのがベドラムを訪れた。
貴族などの見物客は一人1ペニーを支払って入場し、患者たちの奇妙な振舞いや暴力行為などを見物して楽しんだ。
また、見物客には患者を突いて興奮させるための長い杖の持ち込みも許可されていた。
1819年には96000人の見物客が訪れた。”
のだそうです。(Wikiより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%A0
イギリスでも、そんな時代があったんだ…
日本は、仏教の「親の因果が子に報い」の考え方から
特に昔は、障害者を世に恥じ、隠すような考え方もあったように思うのですが
西欧は、キリスト教の「子どもは神からの預りもの」という考え方から
そんなことはないのじゃないかと、なんとなく思っていたのでした。
日頃私が親しくしているアメリカ人は、敬虔なクリスチャンが多いし。
驚きました。
考えてみれば、映画「アマデウス」の中にも、中世の悲惨な精神病院の様子が出ていたし、
「エレファントマン」「サイモン・バーチ」「カッコーの巣の上で」「八日目」など、差別の様を描いた作品も数多くあるわけですが。
アカデミックな講演を聞いた後の、非常に浅い感想ですが
まあ、どんな感想を持つかは人の自由ですから…
「イギリスバロック狂乱歌の歴史」
レクチャー・コンサートというのは、私は初めての体験だったのですが 要するに、生演奏を挟みながらその時代背景や歴史など解説してくれるといったものでしょうか。
今回は、チェンバロとソプラノの歌声で「当時の演奏様式に沿った形で再現」され、沢山の関連資料や絵画などもスライド映写で紹介され、中々面白いものでした。
ただ…やはりその道の知識がもっとあった方が、もっと楽しめただろうなあという感想は否定できません。
それでも、古風なチェンバロの旋律と美しい歌声、聞き応えのある講演を、それなりに楽しむことができました。
オペラシティに、あんな小さな楽堂があることにも驚きました。
講演の中で、一番印象に残ったことは…
テーマからは外れるのですが、話に出てきたロンドンの「ベツレヘム精神病院」のことです。
通称「ベドラム (Bedlam) 」はイギリスにある世界で最も古い精神病院の一つで、劣悪な環境のその病院では、なんと患者達を有料で見世物にしていたというのです。
”18世紀には多くの人々が狂人を見物するために人多くのがベドラムを訪れた。
貴族などの見物客は一人1ペニーを支払って入場し、患者たちの奇妙な振舞いや暴力行為などを見物して楽しんだ。
また、見物客には患者を突いて興奮させるための長い杖の持ち込みも許可されていた。
1819年には96000人の見物客が訪れた。”
のだそうです。(Wikiより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%A0
イギリスでも、そんな時代があったんだ…
日本は、仏教の「親の因果が子に報い」の考え方から
特に昔は、障害者を世に恥じ、隠すような考え方もあったように思うのですが
西欧は、キリスト教の「子どもは神からの預りもの」という考え方から
そんなことはないのじゃないかと、なんとなく思っていたのでした。
日頃私が親しくしているアメリカ人は、敬虔なクリスチャンが多いし。
驚きました。
考えてみれば、映画「アマデウス」の中にも、中世の悲惨な精神病院の様子が出ていたし、
「エレファントマン」「サイモン・バーチ」「カッコーの巣の上で」「八日目」など、差別の様を描いた作品も数多くあるわけですが。
アカデミックな講演を聞いた後の、非常に浅い感想ですが
まあ、どんな感想を持つかは人の自由ですから…
「イギリスバロック狂乱歌の歴史」