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活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【12月21日】

2008-12-21 | 文庫
 TENGUを読了。南風が吹いて冬至だというのに窓を開けてもいいくらいの陽気になって、午後からビールと落花生をつまみにページを繰りました。27年前と現在とが交互に描写されて核心へと向かっていきます。人の頭をリンゴのように握りつぶしてしまう生き物とは何か、DNA鑑定では特定できず混迷だけが深まります。というところで物語の落ちはうーむそういうことか、ということですが少し難しい設定かなと思いましたね。結論が出るまではそれなりに面白かったのですが。
 THE NIKKKEI MAGAGINEを読みましたが木次牛乳という鳥取の乳業メーカーの話が面白かったですね。低温殺菌牛乳をメーカーとして初めて導入した会社で、餌は穀物ではなく牧場に放し飼いにして草で育てるというこだわりがあって、周囲の農家も協調して牛乳生産をしているという話です。日本の牛乳は穀物飼料の高騰で乳価も上がるということで、生産農家の離農も多く牛乳不足ということも起きるかもしれないとのことです。

「TENGU」柴田哲孝 祥伝社文庫
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【12月20日】

2008-12-20 | 雑誌
 もう20日であります。今年もあますところ11日。本屋で写真雑誌を立ち読みして(立ち読みだけでは申し訳ないのでCAPA1月号を買い)、送られてきたカード会社の広報誌GRANをながめてひととき金持ちになった気になり(軽井沢の星野リゾートに一度行ってみたいなと思い)、フォーサイト1月号を読んで(ソマリア沖海賊問題はけっこう根が深いなと学び)、ビックコミックオリジナルをこれも少し読みというところでありました。これから蒲団に入ってCAPA1月号を読むのであります。

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【12月19日】

2008-12-19 | 文庫
 久しぶりにミステリーを読んでいます。TENGUという大藪春彦賞を取った小説です。26年前に起きた群馬県沼田の山里で起きた猟奇的連続殺人事件を当時取材した通信社記者が再び掘り起こすというストーリーです。朝の往きの電車で読み始めて、直ぐにはまってしまい、帰りの電車でも通過駅を忘れるほどの熱中で半分まで読みました。どんな本でも最初の一行目から引き込まれるというのはなかなか少ないのですが、この本はそんな一冊です。

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【12月18日】

2008-12-18 | 文庫
 コラムニストの泉麻人が自ら気象予報士試験に挑戦したお天気おじさんへの道を楽しく読みました。泉麻人は小学生の頃から天気予報が大好きだったというのがすごく親しみを感じましたね。自分も同じように天気図とか天気予報が好きで、今でも気象予報士にはチャレンジしたい気持ちはあるのですが、学校に通うと30万円から50万円かかるし、1年間は勉強し続けなければというのもなかなか大変なのでチャレンジできません。この本は自分に変わっての中年おじさんの奮闘記でした。

「お天気おじさんへの道」泉麻人 講談社文庫

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【12月17日】

2008-12-17 | 新書
 会社の部下に勧められて読んだのは話題のアルファブロガーである池田信夫の過剰と破壊の経済学を読みました。ムーアの法則というのがIT業界では有名ですが、これはCPUの能力だけではなく、メモリの価格とか、HDDの単価当たりの容量とか、回線のスピードとか容量とかに渡る話で、経済も指数関数的に進化するITを真摯に受け止めないとならないということです。地上波デジタルももう遅れた技術だということですし(ITの進化を想定していなかった)、日本のケータイはガラパゴス化していると言われていますが、世界はオープンを良しとして進んでいますから、そういう世界の流れに参加しないとますます(この業界では)立ち後れていくということです。ITに国境はないということです。

「過剰と破壊の経済学」池田信夫 アスキー新書

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【12月16日】

2008-12-16 | 単行本
 1988年に科学者が集まった国際会議では2015年までに化石燃料の使用量を半分にするということが議決されたらしいです。当時は本気だったと思いますが、2015年が近づいている今、そんなことに気をかけている人は誰もいませんね。京都議定書ですら棚上げ状態ですからねぇ。ロック、デカルト、ニュートンらが主導してきた西洋主義はエントロピー増加をすることが文明みたいなものでした。現在、地球環境の悪化の源はこの西洋主義であることは明らかです。エントロピーは人類が生きている限り増加することはやむを得ないことなので、いかにそのスピードを抑えるかということが、未来の子供たちへの我々の義務でありますね。基本的には人口増加を抑えない限りどうにもならないことなのでありますね。著者は西洋主義から東洋思想への転換が必要だともいいます。自然と対峙する一神教の流れから、自然と一体となる仏教、老荘思想にそのあたりのヒントを見いだそうとしています。20年前の本であり、エントロピーということばも今では聞かなくなっていますが、環境問題は悪くなることはあっても、改善されたということではないことも事実ですね。

「エントロピーの法則」ジェレミー・リフキン 祥伝社

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【2月15日】

2008-12-15 | 単行本
 エントロピーの法則は科学書というよりも文明論ですね。20年前の当時は原発フリーの時代であって、石油も将来が無く、人口は爆発的に増えつつあって、文明悲観論が出回っていたような記憶があります。現在でもそこが改善されたわけではないのですが、あまり真剣な討議があるように思えません。語られすぎて小休止というところか、騒いだ割に何とかなっているじゃないかというところなのでしょうか。当面問題なのは金融問題、景気問題というところでしょうか。人はしょせん明日の飯よりも今日の飯ということですね。

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【12月14日】

2008-12-14 | 単行本
 エントロピーの法則は昨日に続いて数ページ。日曜日は相変わらずページが進みません。どうしても他にやることが多すぎるのですね。日曜日だから読書がはかどるという人もいるかもしれませんが。

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【12月13日】

2008-12-13 | 単行本
 本日はエントロピーの法則を数ページ読み進めただけでした。物理法則の本ですが、歴史とか技術とかそういう多岐にわたる話が続いています。

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【12月12日】

2008-12-12 | 単行本
 先日本を整理していたら奥の方から出てきた本がエントロピーの法則です。20年近く前に買った本ですがほとんど手をつけていないものでした。パラパラめくっていると書いてあることは地球温暖化の話でした。90年頃すでに地球環境の人為的変化を防がないとこの後50年後にとんでもないことになるという記述があります。しげしげと読んでみると、20年近く経った時点での視点でのこの本は結構間違いも多いし、刺激的なことが書いてあります。現在は温暖化は間違いのないことですが、それが人為的なことに依るのか、地球環境の周期的変化に依るのかは解明されていないし、本書の冒頭にありますが、2035年にニューヨークではココパームが茂っているというのはなさそうです。ニュートンの編集長で地球物理の権威だった竹内均さんが訳されたまともな科学書です。ちなみに物理の法則ではエントロピーの第二法則だけが真理なのだそうで、要は覆水盆に返らずという意味で、他の法則、ニュートンの法則も相対性理論も仮の真理ということだそうです。
 他に地図中心1月号を読みました。

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