ニワトリといえば、肉と卵を食べること以外多くを知ることはありませんでした。その肉(ブロイラー)も生後1年以内、採卵鶏は50日で処分されている現実は、食べることの有り難さを考えさせられました。一方、ニワトリはヒトと8000年の付き合いがあり、豚や犬よりも家畜化が難しいので、闘鶏とか愛玩動物として品種改良を受けながら、やがて今の食肉産業に至ったものです。日本では江戸時代に文化が成熟すると植木、鯉などとともにニワトリも(愛玩動物として)品種改良を受け、なんと現在では種の保存を目的として天然記念物が何種もあることは知りませんでした。けっこう楽しめた本でした。
「ニワトリ 愛を独り占めにした鳥」遠藤秀紀 光文社新書電子版
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- 宮崎学写真館 森の365日
- ネイチャーフォトの写真館です。
- 文庫本大好き-岩波文庫コレクション
- 岩波文庫にこだわりを持ったHPです。
- ケン芳賀のグアム体験ブログ
- グアムでトレッキングツアーを主宰しています。グアムでの戦争語り部でもあります。
- 裏辺研究所
- 歴史から鉄道、科学と民間雑学研究所