朝からの雨の休日で、起きてから雨音聞きながら床中読書。残り少なくなっていたインテリジェンス人間論を読み終えました。佐藤優氏は神学部を出ているだけあってキリスト教に関する洞察はプロであり、欧州を理解するのにキリスト教への造形は不可欠と思うのですが、外務省の中でこういう観点で欧州を分析できる人がいうのかどうか。一方でロシアを中心とした世界の政治を見ることには長けている氏ですが、これからますます世界の中心となるであろう中国の分析力は全然で、著述にはアジアのことが全く記されませんね。そこは新しいアジア洞察のプロの誕生を望みます。
「インテリジェンス人間論」佐藤優 新潮文庫
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