宇宙の始まりはビッグバンで始まった、とはよく聞く話です。ビッグバンがあったのは事実で、宇宙マイクロ波背景放射というものが観測されて確認されました。絶対温度で3℃というレベルのマイクロ波です。ビッグバンの頃は数千度あったのですが、宇宙が拡大するにつれて温度が下がりこの温度になりました。このことは何億年後の未来、このマイクロ波は観測不能になるということです。その時のどこかの惑星の知的生命体は宇宙マイクロ波背景放射を観測できないのでビッグバンがあったことを知る術はないということなのです。さてそのビッグバンは実は現在の宇宙のことを全て説明できないことがわかっています。そのために新しい理論が追加され、それはインフレーション理論といいます。この理論が確認されると現在の宇宙が説明できるとされています。どうやって確認するか。マイクロ波の代わりに宇宙背景重力波を探すということになるのです。インフレーションが起きたときに重力波が発生しそれは現在まで宇宙をさざ波っているの(はず)だそうです。周波数は30年に1回ですむのでしょうか。
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