【1月9日】

新撰組と言えば多くの小説の題材となっています。司馬遼太郎、子母澤寛、浅田次郎、池波正太郎などなど。特に池波正太郎は永倉新八を主人公にしています。近藤、土方、沖田につぐ4番手が永倉新八で、彼は明治維新を乗り越えた新撰組隊士の中でも大物です。斎藤一と島田魁とかもいますけどね。池波が参考にしたであろう一次資料が、永倉自らが残した新撰組顛末記です。永倉（その頃は杉村姓）が北海道で剣術指南をしていたときに小樽新聞に連載したものです。編集部の意向で講談調に文章がまとめられています。小説では味わえないリアル感があります。