人は形あるものをお金を出して買いますが、平安から明治期までなんの形もない、空気よりも存在のないものに金をかけたものがあります。庶民、商人には関係なく、武士や貴族、僧侶が憧れたものなのですが、それは位階官位です。従五位の下、とか少納言とかいうやつです。生まれ高貴な人は歳を取れば自然に位階は上がっていくのですが、そうでない人は金で買うわけです。朝廷も財源にしていたのですね。そういう売位売官のことを成功(じょうごう)というのだそうです。買い物の日本史という本、なかなか面白いです。
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