植草甚一スクラップブックが今再刊されています。70年代カルチャーの担い手だった著者ですが、毎月刊行されていたスクラップブックには月報が入れられていて、そこには手書きの日記が添えられていたのです。毎回使っていたペンが違っていてそれで文字の形が違うのも面白いのですが、著者が大好きだったコラージュも挿絵のように入れることでより著者らしさが出ていました。それらの日記、1976年前半部分をまとめたものです。元旦は自作コラージュの年賀状を書くことから始まり、相変わらずの本屋通いが続きますが、当時池波正太郎全集の解説も担当していたなんて知りませんでした。そのためにひたすら池波の作品を読みまくっています。この全集解説を機に池波とも親交を結ぶようになったらしいです。
植草甚一を知る人はある年代以上の人と思います。多分昭和30年代前半生まれ以前かな。でも彼の生き方は今にしても憧れな生き方です。
「植草甚一コラージュ日記①」植草甚一 平凡社
植草甚一を知る人はある年代以上の人と思います。多分昭和30年代前半生まれ以前かな。でも彼の生き方は今にしても憧れな生き方です。
「植草甚一コラージュ日記①」植草甚一 平凡社