さんぽみち 野の花

一滴の水が注がれるように、
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出会った出来事を
つづっています。

映画鑑賞「菖蒲」

2012年12月10日 | 趣味
昨日は、かねてから気にかかっていたポーランド映画
「菖蒲」を見てきました。ポーランドの短編小説「菖蒲」が
映画化されたものだそうです。
この映画の撮影中に主人公の女優の実生活で伴侶が死亡すると
いう不幸があり、映画の物語上の不幸と重なり合わせ
混じり合った作品になったそうです。
わたしはその事情をわからずに観ましたので、あれ?という
感じでのラストシーンでした。

主人公は戦争で二人の息子を失い、夫との間にも溝ができつつも
お互いに労わりながら暮らしていました。
なんとなく体の不調を感じるようになっていました。
そんな時、息子と同じ年頃の若者と出会います。

若者が「菖蒲」を採りに向こう岸まで泳ぐのですが
急に溺れるシーンになりました。映画上でのことです。が、
突然こちらの岸で待っていた主人公が若者を置き去りにして
泣きながらロケ現場からタクシーに乗って逃走してしまうのです。
映画の物語に引き込まれていると、その映画のロケカメラや
ロケ隊が出てあわてるシーンが映りました。

それからロケ映画のラストシーンは撮りなおされ、
女優が若者を抱きかかえ若者は溺死してしまいます。
この映画「菖蒲」のラストシーンで女優が今を語り、
終わりました。

鑑賞後に劇場の方がこの映画の難しさをわかりやすく
話してくださいました。なんとなくわかったつもりで
映画館をあとにしたのでした。

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コメント
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