『トントン、トントン』
家庭菜園の方で音がしています。
日曜日の穏やかな昼下がり、音のするほうへと
近づいてみました。
見ると、おじさんがひとり、地べたに座って、
切ってきた木の枝を丁寧にナタでおろして
畑で使う添え木を作っているようでした。
一本作り終えるとまた次の一本。
一心に『トントン、トントン』と繰返していました。
黙ってその様子を見ているうちに
亡き父の姿と重なって
わたしの目から大きな涙がボロボロとこぼれてきたのです。
見知らぬ人なのに不思議でした。
そのまま、そうっとそばを離れました。
写真は「サクラソウ」です。
小手指 明正地所ホームへ
家庭菜園の方で音がしています。
日曜日の穏やかな昼下がり、音のするほうへと
近づいてみました。
見ると、おじさんがひとり、地べたに座って、
切ってきた木の枝を丁寧にナタでおろして
畑で使う添え木を作っているようでした。
一本作り終えるとまた次の一本。
一心に『トントン、トントン』と繰返していました。
黙ってその様子を見ているうちに
亡き父の姿と重なって
わたしの目から大きな涙がボロボロとこぼれてきたのです。
見知らぬ人なのに不思議でした。
そのまま、そうっとそばを離れました。
写真は「サクラソウ」です。
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