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天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

文楽公演「義経千本桜」

2025-04-16 22:28:44 | 観劇
コロナ禍の最初、5年前に開催予定だったものの流れてしまった「義経千本桜」通しがやっと実現。
「義経千本桜」は道行きを落語の「紙屑屋」で手がけているし、河連法源のラストを前回見たときに大変感動して再演、それも勘十郎さんでの再演を熱望していたもの。このたびそれが叶う!
まずは一部二部、日を開けて三部を見たのは体力温存のため。

「義経千本桜」といえば、渡海屋、すしや、道行、河連法源。実際、河連法源以外は何度か見ていたし、なにかと言ったら道行きでしょっちゅう見てる印象。すしやは一昨年、道行、河連法源は二月の歌舞伎でも見たので、演目としては大変にポピュラー。

詳細は↑ご参照のこと。おい、手を抜くな!いや、話が壮大でややこしいもので・・・。

「河連法源の館」に関してだけ。義経から託されて静御前を守っていたのは実は狐だった?!というファンタジック展開。
静御前が持っていた義経から預かりし鼓の皮がこの狐の両親だった、という。1747年成立、江戸時代にこの話が書かれたということはその時代に人ならぬものが化けてでてきて活躍することをおもしろいという土壌があったということ。
小狐(と呼ぶものの大人)は、両親の皮と再会して無邪気に喜ぶ。最後は義経が小狐に鼓を賜り、小狐は空を飛んで去って行く。歌舞伎でも文楽でもこの演出が大好きで。
それもあって、張り切って1列目をとる(三部だけ)。人形が近い。そうか、近ければこんな細かく見れるのか、と。その代わり字幕は見にくく、まあ字幕に頼らなくても難しい言葉以外は聞き取れるんだけれども。
切場語りはさすがの千歳さん。春を堪能。

【第1部】 午前10時30分開演
 初 段  仙洞御所の段、堀川御所の段
 二段目  伏見稲荷の段、 渡海屋・大物浦の段

【第2部】 午後3時開演
 三段目  椎の木の段、 小金吾討死の段、
     すしやの段

【第3部】 午後6時30分開演
 四段目  道行初音旅、河連法眼館の段

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