ちょうどおひるごはんを食べ終わったくらいの上映開始時間だったのがこちら。前知識は日本を外国の映画監督が撮ったことくらい。
これが開始5分で「あ、好きな映画だ…」
主人公は東京のトイレの清掃員(これは前知識で知っていた)、平山。毎日同じような生活を丁寧に生きている。ミニマリストに見えるけど、本とカセットと植物に囲まれて生活している。
ルーティンワークの毎日を映画は映していく。
同じように。
でも、ちょっとずつ違う。
大きな事件は起こらないし、解決もしない。
でも、生活はちょっとずつ変わっていく。
平山の過去は明らかにされず、もちろん未来を描くでもない。
ただ、いまを描く。
そしてその中で平山は輝きを見つけている。
そんな映画。