台湾原住民音楽紀行④suming

わお！2006年以来9年ぶりのシリーズ連載です！
やっぱりネット社会ってすごい。
手軽に情報をおうことができるので、ここしばらく追いかけられなかったあちらの情報をＦＢ、ツイッターで拾うことができます。
さて、sumingはなにかで知って日本でも活動してるんだーとＦＢでフォローだけしてほぼ一年近く。ちょっとしたきっかけでyoutubeにアップされてる楽曲を聞いてたちまちトリコに！！！
すぐさまituneでアルバムを購入しました。ＣＤの方が音源がいいとはいえ物を増やしたくないのでitune。
いやはや20年前はわざわざ梅田や心斎橋のお店までこういうＣＤを書いに行ってたもんですから、なんというか便利だけでなくなってるもんもあるんやろうなあ、と。

舒米恩suming【KAPAH 年輕人】完整清晰版MV


さて、sumingは台湾のアミ族出身。バンドを経てのソロ活動で俳優もしているので台湾ではとっても有名だそうです。日本人監督が彼らを主人公にしたドキュメンタリ映画を撮っていたと今更知りＤＶＤを買おうかじっと手を見ています。
アミ族ということは、あの郭英男さんと同じ部族です。詳細は下段ご参照のこと。なのでなので、やっぱり「老人飲酒歌」を歌ってるんですよね～（部族の歌、この歌をエニグマがサンプリングした）。そう、このＣＤ、アミの言葉で歌われています。わたくし、ぜーんぶ聞き取れません！でも、聞いていて飽きません。※たぶん、台湾語の歌もあるような気がする。ちょっと違う言語のがある。
sumingは教会で音楽に出会い、ピアノやギターを弾き育った普通の若者です。そして、原住民という背景から自己表現として民族色が濃い、でも現代の気配も漂わせた作品制作により“台湾”のアイデンティティを表現しているのです。
500人という民族の言葉でＣＤを出すなんて、台湾の人たちの懐の深さを感じますよ、私は。
それにしても、アミ族の男性のかっこは色合いもミニスカもかわいい～。英男おじいちゃんもミニスカですよ。
言葉がまったく分からないのでＣＤを買って歌詞カードを入手すべきだったのか、セカンドアルバムはどっちで買おうか逡巡中です。

台湾原住民音楽紀行①郭英男(difang)
台湾原住民音楽紀行②張恵妹＆阿妹家族
台湾原住民音楽紀行③猪頭皮