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天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

映画『海角七号~君想う、国境の南』

2014-08-08 21:46:55 | 映画
海角七号/君想う、国境の南 [DVD]
クリエーター情報なし
マクザム


大ヒットしていたのは知っていましたが、ほんといまさら拝見。
2008年の8月に台湾で公開されこの映画、標準中国語(北京語)を話す日本人女優田中千絵が主人公の一人として。
さらに歌手の中孝介が本人役との二役で出演して“台湾における日本”がクローズアップされた内容になっています。

終戦直後、恋人だった台湾人女性と別れ日本へ帰ることになった教師(中孝介)が日本に帰るまでの七日間の船旅で書いた手紙が現代と過去をつなぎます。
もう一人の主人公は台北でミュージシャンになる夢をあきらめて故郷の台南(恒春)へ帰ってきて郵便の配達の仕事をしています。
そこへ日本の人気歌手中孝介のライブが開かれることになり、前座バンドのオーディションを受けるのです。
見事合格するものの揃ったメンバーは個性も目的もバラバラ。
彼らをプロデュースする売れない日本人モデル友子は悪戦苦闘。
さて、郵便の仕事をしている彼は今はない住所宛の荷物を開けます。
そこには日本語で書かれた手紙が何通かと女性の写真が。

前半が台湾っぽいドタバタコメディ。反目する男と女、でも、実は惹かれあっていて…

って、もうありがちやーーーん。やれやれ、バンドに参加することになったおじいちゃんがおもろいのでそれに注目しとこ。
それにしても、海の近くを舞台にしていて風の気持ちのいい映画やなあ。
あ、手紙の届け先みつかったんかあ~。
前座バンドのライブはじまった。


お?

え?ええ?何?なんで?!

私は泣いているのか~~?!←実はこの後号泣。

「天使にラブソングを2」の「OH HAPPYDAY」みたいな感動とおばあちゃんに届けられたかつての恋人からの贈り物が
オーバーラップして…。
そして、オリジナル2曲を演奏したあとのアンコールで演奏された唱歌「野ばら」、劇中で何度もかかっていまして最後の
最後に北京語と日本語(中孝介)で歌われます。ここでクライマックス。

日本統治下に教えられた唱歌。長らく日本語の曲を歌うのは禁止されていましたが、これは元々ドイツの曲だったため
歌い継がれたそう。戦前戦中と現代をつなぐ一曲です。
登場者も日本人以外に少数民族であったり、多くの場面で標準中国語ではなく台湾語が使われていて、またオサレじゃなくて
土と塩の香りがして、台湾で空前の大ヒットだったのも分かる気がします。


コメント
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