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天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

映画「おとうと」

2010-02-02 08:42:49 | 映画
急に見てみようかなと思った映画。以下、ネタバレありかも。

予備知識は吉永小百合と鶴瓶さんが姉弟だということだけ。二人姉弟かと思ってたらお兄さんは小林稔持でした。
弟、丹波哲郎ならぬ、丹野鉄郎はよくいえば天真爛漫、子どものまま大人になった人。母代わりとして育てた吟子さんは無償の愛を注ぐ人(亡き夫も器の大きい人)。器用に生きられず思うままに生きる鉄郎は、吟子さんにもまわりにも迷惑を掛けたおして…。
家族を持たず(持てず)、好き勝手しながらも最後には最愛の姉と、そして自分が名前をつけた姪っ子に見守られ。結局、誰もの心の中に居場所を作っていたのです。


弱っているときに映画は見れない。いろんなところで涙が止まらなくなってしまいました。たぶん、本筋とは関係ないところで。。。なかなか…です。
私信>勝手に心配しています。孤独なら孤独が癒されますように。。。
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マイケルさん

2009-11-15 20:57:32 | 映画
ああ~、死んだんだなあ、と改めて思いました。
マイケルは「観客に(コンサートで)非日常を見せる」と言っていましたが、この映画を通して感じるのは‘いまはもういない’ということ。記録的に録られたこの映像は、コンサート後のDVDにメイキングで収録されることはあっても、こういう形での公開は想定されてなかったでしょうね。

マイケルと一緒にステージを作るために働いていたスタッフ、夢を手にしたダンサーズ、バンドメンバー。。。もし、このコンサートツアーが実現していたら、すべてが終わったときに手にしていたものは。。。観客にしてもそうだっただろうなあ。
そこから次世代に伝わることはすごくたくさんあっただろうと思うともったいない。映像を見てると尚更そう思いました。

格好悪くても生きてなあかんのです、という言葉をどっかで聞いた気がします。ふと頭に蘇ってきました。

あ、それから映画はクレジットの後にも映像が映りますので最後まで座っていて下さいね~。
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映画「大阪ハムレット」

2009-09-01 21:09:50 | 映画
大好きな漫画『大阪ハムレット』の映画化作品。
思い入れが強い漫画や小説の映画化って、期待と不安が入り混じります。
映画化を企画してくれたことについては、そうでしょ!この作品ええでしょ!とよさを認めてくれたことに対しては拍手を送り、映像化後はあのシーンがない、あの描き方はどうかな、と思うもの。
そんなわけで期待せずに見たら、これはこれで面白かったです。いや…、でも…やっぱり詰め込みすぎのような…。もともと短編として分かれていた三作品を三兄弟の話としてまとめてしまったことによるエピソードの盛りだくさん度と消化不良度が比例してしまうのです。
それでも、子どもたちそれぞれは生き生きしていたし、松坂慶子は下町のおかんやし、やっぱり岸辺一徳はすべてを持っていく怪演。そーなると、もっとこの世界を遊んで欲しかったなあ、という気がします。

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映画「怪談」

2009-06-21 22:54:42 | 映画
カレーのCMを見るたびにある種の違和感を感じる寺島しのぶ、尾上菊之助姉弟。これがカレーじゃなくて、みそ汁のCMなら、あるいは…。

そんなことはさておき菊之助さん出演の映画「怪談」を見ました。これは、三遊亭円朝の「真景累ヶ淵」をベースにした時代劇ホラー。前も書きましたが、原作は講談で数日連続の興業で完結していたといういわば連続ドラマ。ですので、原作は途中から仇討ち話がメインになるのですが、映画ではその部分はすっぱり。
登場者は色男、新吉、まさに死ぬほど彼を愛する年上の女、志賀にふんするのが黒木瞳。綺麗だと怖い役も迫力があります。でも、年を重ねている執念も感じました。他に印象に残ったのが、したたかな悪女を演じていた瀬戸朝香。はまってました。
物語は納得できる展開におさまっていましたが、なんだか物足りないものが残ったのは、単なる‘志賀の執念’ともとられ兼ねないラストだったことです。そのための導入部(二人の親の話を講談士が語る)があるにはあったのですが、因縁とか因果とかはラストにでてこないと消化不良になるような…。原作と異なる印象でした。
よかった点は衣装。女性陣の着物がかわいくてくぎづけでした。

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公開間近

2009-04-05 22:36:05 | 映画
映画の話、二題。
1、レッドクリフ一行
よりによって道頓堀でイベントするとは~。絶対に大阪近辺ででかいイベントなんかないと思ってました。悔しい!
2、梅蘭芳
「レッドクリフ」と時を同じく公開されるのが「花の生涯~梅蘭芳」ですよ。ポスターに書いてあった「さらばわが愛を越える感動」に「んな訳ないやん」と軽くツッコミ入れながらも期待大。あのレオン・ライがどんな名優を演じてくれるのでしょう。

しかし、体力的に行けるのかなあ。今日は朝起きられず、でムーミン展に行けませんでした。
写真はご相伴にあずかったスナフキン型のマシュマロ。
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映画「たみおのしあわせ」

2009-02-09 21:44:23 | 映画
たみおのしあわせ [DVD]

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結婚式の翌日にこんなDVDを見てしまいました・・・。
※ネタバレあり

さえない息子たみお(結婚願望強し)は母を早くになくし、適当に恋愛をこなす父との父子二人暮らし。見合いで知り合った女性ととんとん拍子に結婚が決まっていくが、そこに現れる父子以外の世界は・・・。
ある意味、父親のほうが主役なのかも。父親の背景に比べてたみおの背景はあまり語られず、仕事とか過去の恋愛とか(なさそうやけど・・・)シャツインなたみおくんは淡々と結婚という儀式に向かっていくのです。
でも、どう考えても婚約者ひとみもたみおも互いのことを知ろうとしていない。特にひとみはなにか訳ありで。
父親のほうもなんだかんだ自分に都合よく女を振り回しているうちに彼女の気持ちが離れているのに気付かない。こっちもお互い見てないんだな。
しかし、しかし、結婚式の最後に互いの相手を発見しちゃうんです!
ええー、なんや~、それ?!
終わった後に「え、これで終わり?」と確認しちゃいました。結末を受け入れることはできるんですけど、ある種のファンタジー。
結局、結婚って・・・なんなんでしょうね。
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レッドクリフ追記

2008-11-17 21:27:15 | 映画
昨日、書き忘れたこと!
映画見始めてすぐに気になることが・・・、



金城武・・・北京語吹き替え・・・?

いやー、そらもうアナタ。「恋する惑星」から何年来の付き合いだと・・・。あの低音ボイスがなーんか違う。その後はそれが気になって気になって・・・。

てことは、あの方の声もやっぱり吹き替えですか?
と、あの方の登場を待ちました。



トニーさん・・・、やはり北京語吹き替え。

ああ、やっぱりかあ。「スピリット」でがんばって(まさにばんばって)北京語を喋ってた中村獅童が吹き替えなのは致し方ないとして、標準中国語(北京語のこと)を喋れる金城先生をもってしても超えられない北京語映画の壁。トニーさんも喋れるのにねえ。アンディ・ラウも「墨攻」で吹き替えでしてん。歴史物は訛りがあるってのはダメという不文律でしょうか?
日本で変な大阪弁だから吹き替え、なんてことはありえないのですが、さすが中国大陸。標準語と方言の壁は高く険しい。

※トニーさんは一部生声、中村獅童は生声という情報もあります。真実やいかに!

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映画「レッドクリフPart1」

2008-11-16 21:47:34 | 映画
三国志、赤壁の戦いの映画化です。とは言っても、三国志には馴染みがなく知ってるのは、登場人物の名前くらい(音だけだとちりとてちんの登場人物を思い出してしまうのですが)。
この話、とにかく長いらしく掟破りの前後編で今回は前編パート1。前半からこれでもかこれでもかの戦闘シーンの連続。お馬さんに怪我がなかったのか心配するほどの迫力です。
周兪のトニー・レオンと諸葛孔明の金城武は言葉はなくとも気持ちを通じ合わせ、これぞ男の友情!これぞ、ジョン・ウーの美学、とくれば、はい、想像できますね。またもや、女性キャラは薄い…。ウ゛ィッキーは健闘しとりましたが。
ジョン・ウー的といえば、やはりハト。でましたよ、今回も。いつもは無意味な場所に大量にいるハトですが、この映画では諸葛孔明のペットでした。
それにしても、前後編と分けても2時間半は長い。しかも、戦闘シーンが大半だったので疲れてしまいました。後編を見るときは体調整えて万全の体制で望みたいと思います。
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映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

2008-09-30 20:49:51 | 映画
マイ・ブルーベリー・ナイツ スペシャル・エディション

角川エンタテインメント

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アメリカ版「恋する惑星」、ウォン・カーワイ初の英語圏作品はセルフカバー。
「恋する惑星」の原題は「重慶森林」、村上春樹の「ノルウェーの森」の中国語題からつけられたということで、さしずめ「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は「ニューヨーク森林」?
失恋したエリザベスは彼の行きつけだったのカフェバーでマスターと出会う。やがて、エリザベスは旅に出る。旅先で出会う人々と物語は続き、そして一年後。
愛すべき登場者たちはどこか満たされない気持ちを抱き、そして、近づきたくても近づけない。この微妙な距離感、映像などあらゆるところが紛れなくウォンカーワイ。特に「恋する惑星」「天使の涙」を色濃くトレース。「恋する惑星」に洗脳されている私としては(もう何十ぺんも見た!)、あっ、この次のシーンはブリジット・リンが?カネシロタケシが?条件反射のように。休憩中の警官、カフェの店員、ジュークボックス・・・、あれれ、ここはどこ?
・・・でもアメリカなんだよなあ。感覚的なところが大な前述2作品より分かりやすい展開と他者に対する独白(内面を他者に伝えること)。ただし、本作はフランス、香港合作、舞台がアメリカ、とクロスカルチャーな作りです。
本作がデビューとなるミュージシャンのノラ・ジョーンズはかわいい!「恋する惑星」でもフェイ様を主役に起用したしな、とすぐにそーいうことを考えてしまう中毒患者。うう、この映画を見たら「恋する惑星」が見たくなった!
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映画「闘茶 tea fight」

2008-08-14 19:59:15 | 映画
レディースデイの昨日、映画「闘茶tea fight」を見て来ました。

黒金茶という幻の茶を巡る物語で舞台は日本京都と台湾台北。お茶の味を競う闘茶がベース。
香川照之って人は本当に凄い。関西弁を使いこなして間までうまい。戸田恵梨香嬢との親子が笑えるしここが見れたのなら満足ってくらい完璧なんですが、いかんせん台湾と日本を結ぶストーリーの切実さが伝わりにくくまったくもったいない。ヴィックの使い方もあれでよかったのか?
映像や京都、台湾の風景なんかも綺麗でよかったし、会話のテンポもよかった。アニメもよかった。だから、本当に惜しい!
レディースデイだったから千円で見れたし、それは救いでした・・・。
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映画「ドラゴンキングダム」

2008-08-11 12:22:18 | 映画
オリンピックイヤーに合わせて中国をテーマにしたハリウッド映画の公開が続いています。
香港映画好きとしてはやっぱりジャッキー・チェンとリーリンチェイ(ジェット・リー)の「ドラゴンキングダム」でしょう!ファンにとっては夢の競演。
そして、アメリカ的な香港映画へのオマージュとして主人公はへなちょこ高校生で香港映画オタク。ブルース・リー&「白髪魔女伝」のDVDを行き着けの質屋で手に入れたり。画面に映るはレスリーとブリジット・リン。
いじめられっこ(というかそれはギャングやんという同級生・・・)だった彼がふとしたきっかけで如意棒を手に入れ、真の持ち主に返すために異世界(古代中国)に紛れ込むという、うーんこれもいろんな話がごちゃまぜに。・・・ベストキッドも?
その旅の途中で知り合うのはジャッキーにリンチェイ、燕という女剣客のリー・ビンビン、四人の旅は西方ではなく翡翠将軍の城を目指します。そこには如意棒の持ち主、孫悟空が石になって如意棒が届けられのを待っているのです。
しかし、ストーリーはさして重要ではなく、二人の存在感を楽しむのがこの映画の醍醐味です。前半で10分に渡る二人の手合わせがあるのですが、このためにこの映画ってあるんやなあと思いました。
あと師匠と弟子って英語では単に「teacher」「student」になるんですね。
そーいや、いっときリンチェイさん「もうカンフー映画は引退しようかな」と世迷言を言っておられましたが、気の迷いだったようでよかったよかった。
それにしても、孫悟空のリンチェイはナイナイの岡村さんに見えて仕方なかったです。
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ドラマ「すいか」初回放送記念日

2008-07-12 22:26:00 | 映画
五年前の今日、7月12日に土曜ドラマ「すいか」の初回放送がスタートしたそうです。
勢いよくDVDボックスを買った私は偶然にも今日、最終話まで見終わりました。リアルタイムでは流し見だったし、最終話を見逃したり、でやっと全話じっくり見れたのですがやっぱりじんわりいいのです。

  馬場チャン「また、似たような一日が始まるんだね」
  基子「馬場チャン、似たような一日だけど全然違う一日だよ」

今現在、主題歌大塚愛の「桃ノ花ビラ」と他の使われてた音楽が頭を回ってます。似たような一日の中で埋没しそうだった基子がこの10話の中で見つけた全然違う一日。
今日は余韻に浸って、またいつかじっくり書いていきます。

すいか DVD-BOX (4枚組)

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シネマ歌舞伎 ふるあめりかに袖はぬらさじ

2008-06-30 12:47:54 | 映画
坂東玉三郎主演「シネマ歌舞伎ふるあめりかに袖はぬらさじ」を見てきました。
3時間近い上演時間に10分の休憩。長くて、おまけに疲れもありちょっとうとうとしてしまいましたが、とても面白く余韻の残る物語でした。

●みどころ
有吉佐和子の手になる本作は、昭和47年名古屋中日劇場の文学座公演で、杉村春子のお園ほかの配役で初演されました。昭和63年には杉村春子の当たり役であったお園役を坂東玉三郎が受け継ぎ、以後、繰り返し上演されて来た名作舞台です。 そして、平成19年12月歌舞伎座公演では、ついに歌舞伎として初上演され、玉三郎渾身の演技(九度目の芸者・お園)、豪華キャスト競演で大評判となりました。
●あらすじ
時は幕末、開港まもない横浜の遊郭「岩亀楼(がんきろう)」で、ひとりの遊女が自ら命を絶ちます。おりから吹き荒れる尊王攘夷の嵐の中、「攘夷女郎」の伝説にいやおうなく一役買っていくお園 …。
(松竹サイトより)
玉三郎さんのインタビューはこちら

幕末の遊郭を舞台にしているだけあって女形の着物が綺麗~。私はお園さんの最後の着物、白地に灰色で龍?が描かれているものに惹かれました。目の保養にはなるんだけど、着物が欲しくなってしまう。ある意味、目の毒。でも、私の持ってるのより数倍上のランクなんでしょうから買いたいと悩んでいるものなんて比較もできませんが。
さて、本題。遊女でありながら純粋無垢だった亀遊(きゆう)は自らの運命に耐え切れず死を選ぶ。その悲恋は物語のきっかけではあるんですが、様々な人間のたくましさが描かれていました。烈女自害の語り部になるお園さん、亀遊さんの恋人だった藤吉は志の通りアメリカに向かい、遊郭の旦那は商魂たくましい。それぞれ喜劇的に描かれているんですけど、哀しくもあり、切なくもあり。
ともかく、玉三郎さんには圧巻。こんなに笑わせてくれるだなんて。それに、おウワサはかねがね聞いておりましたが、仕草がしなやかで美しい…。すごいもんを見た…。
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すいか 1~3話

2008-06-22 23:37:26 | 映画
この夏は「すいか」の夏になりそうです。
5年前、2003年に放送されてたドラマ「すいか」。小林聡美が主役で他の出演者も個性派が揃っていたので見るとおもしろい!毎週、楽しみにしていたのですが視聴率はイマイチだったそうです。でもその後、脚本木皿泉さんが本作品で向田邦子賞をとったり知る人ぞ知る名作。
5年ぶりにその存在を思い出した私はえ~い、とDVDボックスを買ってしまった訳です。今日、やっと1巻(1~3話)を見れました。

信用金庫で働く34歳の基子は両親と暮らしていて、母は過干渉気味。ある日、同期入社の万里子が3億円を横領して逃走。基子はそれにショックを受けるのですが、なぜか導かれるように共同アパート・ハピネス三茶にやってきます。
ここの住人は女性ばかりで、アパートに30年近く住んでいる大学教授、双子の姉が亡くなってから時間が止まっているように感じている漫画家、父親から引き継いだ管理人の三人。
2話で過干渉な母に腹をたてた基子は家出をしてハピネス三茶に転がり込みます。
そして、3話では自分の殻を破るためにあーだこーだ考えて…。

リアルタイムで見ていたときは私は30歳、気がつけば基子よりも歳をとってしまいました。だからなのか、今回じっくり見たからなのか、各回涙腺が緩みます。
心に残るセリフも多いのですが、脚本のテンポのよさも。
実は放送の翌年、一年たってからシナリオブックも出版されています↓
これも持っているのだな。DVDを見た後はこれを読み直してセリフのよさを噛みしめます。

すいか シナリオBOOK
木皿 泉,山田 あかね
日本テレビ放送網

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映画「JUNO」

2008-06-16 13:00:00 | 映画
映画「JUNO」を見てきました。
【ストーリー】16歳のジュノは、バンド仲間のポーリーと興味本位でしたたった一回のセックスで妊娠してしまう。高校生が子供を育てられるわけがなく、ジュノは親友リアに「中絶するつもり」と報告するが、中絶反対運動中の同級生に「赤ちゃんにはもう爪も生えているわよ」と言われ、産む決心をする。フリーペーパーで子供を欲しがっている理想的な若夫婦を見つけ、里子に出す契約を交わしたジュノは、大きなお腹を抱えて通学する生活を始める。(gooシネマ)
アカデミー賞を取った脚本は、ストリッパーの経験もある29歳の脚本家がブログを元に発掘され手がけたもの。どこにチャンスが転がっているのか分かりません。

※ネタバレあり
日本とは大きく環境(考え方)が違うので、まずこのような映画は作られないだろうし、また日本が舞台だったら観客の多くは「高校生の妊娠を扱うには軽すぎる!」という批判がでることは必至。アメリカが舞台だから、高校生が大きなお腹で通学、里子をフリーペーパーで探す…。いや、でもその奥にあるものは伝わってきました。
ジュノのお父さんに義母、イケイケの友達にぼーっとしたボーイフレンド、それに里親カップル。ジュノの周りの人たちはみんな暖かくて生きている人たち。失敗もするけど。
なかでも私は里親候補のヴァネッサが印象に残っています。ヴァネッサはキャリアウーマンのセレブ。夫マークとは結婚生活五年で子どもを切望していて里子募集の広告を載せ、ジュノはその写真がステキだといって里親を決めます。
でも、ヴァネッサは神経質。ぴりぴりとした雰囲気があるのです。
後に街中で偶然であった彼女は(友達の?)子どもをとても可愛がり、ジュノのお腹に触れて母親のような柔らかでなんともいえない表情を見せます。一方、妻ほどは子どもを望んでいない夫マーク。話が合うジュノを抱きしめてしまうのですが…。
ヴァネッサは、マークとの先がないことをどこかで感じて子どもを欲しがっていたのかも知れません。もちろん、子どもが欲しかった気持ちは純粋だったのでしょうけど、結婚生活を続けるための子どもでもあったのかも。
結局、ヴァネッサはシングルマザーとなってまで我が子をその胸に抱きます。血は繋がっていなくても彼女の子ども(という契約)なのですから。ラストの表情はまさに母親の顔。
生まれた子どもに会わないことを決めるジュノとボーイフレンド。子どもに情を持ってしまうことを分かっていたからこそ会わないことを決めた二人。病院のベッドで涙を流すジュノ。
日本もこうならないと!とは思わないけど、子どもを巡る(ジュノ自身も子ども)おおらかさには憧れます。
いろんな視点から楽しめる映画でした。男女問わずにおすすめです。あ、あんまり道徳的な方はダメかも…。音楽も◎。
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