モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

子どもに鼻のかみ方を教える

2013年12月18日 | 鼻のかみ方

急に寒くなりましたが、風邪などひいていませんか?
息子は、この冬になってから、2度も風邪をひいてしまいました。

お子さんたちも、鼻水が出ていることがよくあります。

そんなときは、「鼻かむ?」とか「かんでみようか?」と声をかけ、
鏡の前に一緒に行きます。

顔は「尊厳」の部分なので、お子さんに許可なく、勝手に拭いてはいけません。
モンテッソーリ女史が子どもたちに鼻のかみ方を提示をして
拍手をもらったというエピソードがありますが、子どもたちは勝手に拭かれたくないのです。

お母さんに横から拭かれて嫌がるお子さんでも、
鼻水を気にしている様子を見せていたり、お仕事のキリがついたところなどで、
「一緒に鼻かみに行こうか」と誘うと素直についてきます。

鏡のコーナーには、ティッシュとくしがおいてあります。
ゴミ箱も近くに置いてあります。
いつでも、身だしなみを整えられるようにです。

さて、ティッシュですが、ティッシュケースではありません。
小さな子が使いやすいように、取り出して、たたんであります。
鼻のかみ方を見せるときは、このティッシュを取り出して、広げます。
 普通のティッシュケースから出してたたむことをしなくてもすみます。
 お子さんがやりたかったら、たたむことを提示すればいいのです。


【提示】
 ティッシュを鼻にあてて、片方の鼻を押さえて、かみます。
 反対の鼻を押さえて、かみます。
 鼻の下をふきとって、ティッシュをたたんで捨てます。
 鼻水の量によっては、これを繰り返します。

かみ終わったら、
「鏡を見てみようね」「きれいになったかな?」と自分で確認させます。
まだうまく拭けていなくても、「きれいになった」というときもありますが、
「じゃあ、先生が拭いてもいいかな?」と聞くと、「いいよ」と言ってくれます。
慣れれば、自分で一人でかめるようになります。

小さいお子さんだと、出ているものだけをふき取るだけの提示の仕方もありますが、
しっかり鼻をかまないと、またすぐに出てきてしまいますよね。
また、ティッシュを鼻に当てることはできても、
口でふーんと言っていたりする場合もありませんか?


これは、鼻水が出ていないときにした方がいいのですが、
鼻から息を吐くためのいい練習方法があります。
以前、新聞に掲載されていたのですが、これで、息子ができるようになりました。

ティッシュを適当にちぎって、適当に丸めて、机におきます。
口を閉じて、片方の鼻をおさえて、片方の鼻から息を吐き出します。
ティッシュが飛んだら成功です。
ティッシュの大きさは、お子さんができる大きさで作ってくださいね。
ゲーム感覚でできて、楽しいと思いますよ。
 ただ、鼻水が出ているときにやると、大変なことになりそうです


鼻を拭かれると鼻の下が痛かったりして嫌がることもあると思いますので、
やわらかいティッシュを使うといいかもしれませんね。
お風呂で練習するという方法もあります。


鼻水がたまっていると、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)
なったりしますから、上手にできるようになるといいですね。
 息子が年少のときになりました。熱も痛みもないので気づきにくいのですが、
 聞こえが悪くなったので病院に行きました。早く気づいたので幸い薬だけで治りました。難聴の原因で一番多いそうです。


それから、たまに「両方の鼻をおさえてかむと思ってた」という方がいらっしゃいますが、
両方一緒にかむと耳によくないので、片方ずつかんだ方がいいそうですよ。

参考にしていただければ、うれしいです

お子さんがなかなか自分で靴をはいてくれない、自分で服を着ようとしてくれないので、
自分でやらせなきゃと思っているのだけど、ついやってあげてしまったり、
どうやってサポートしたらわかならいという方も、
サポートの仕方を伝えると、「なぁーんだ。そうやればいいんだ!」と納得されます。


こちらもご参考に。
【参考記事】
鼻をふいたティッシュは、どこへ?

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