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コーヒーについて、どうにもならないこと。

2016-02-08 23:14:13 | Diary
最近、
考えすぎているのか、
それほどコーヒーがおいしくないと感じることが続いて、

「もう、コーヒーもやめようか」と本当に考えていたのだが、

昨晩の7時すぎに淹れた一杯が、
あまりにも完璧で、

「こんなコーヒーを飲んだら、とてもじゃないが、やめられないな」

と思った次第。

豆は普通のブレンド。
ローストは、ハイプラス。
ドリップはネル。

飲んだ瞬間に、目をつぶってしまった。

やわらかな苦みに、やさしい天然の甘み。
微かな酸味がそれらの後から追いかけてくるが、
気配だけを感じさせては、すぅっと消えてゆく。
コクも十二分にあり、
それでいて、ロースト臭やいがらっぽさは皆無。

過去に飲んだすべてのコーヒーの中で、
下谷の北山珈琲店の次にうまいと感じた。

私の今日の一杯が、あの北山に大きく負けている点は、
「香り」だ。
もちろんローストも豆も何もかも違うのだが、
総合的に判断すると、
あの香りはさすがに出せなかった。

これは技術不足ではなく、
豆のポテンシャルの問題だろう。だから、
私としては、もう満足以外にない。

などと自画自賛していたら、

ドーン! と尻を突き上げるかのように地震に襲われ、

少し驚いた。

上に、北山の次、などと軽く書いたが、
その差は永遠であることを、とくに書き加えておきたい。

あれは全てをコーヒーの一杯ごとに賭けている。
オレのはほんのヒマつぶし。

それで今日になって、
昨晩の余韻を忘れずに、
同じ豆を同じ淹れ方で飲んでみたら、

これが、まったく69点なのだ。

こうなると受け手のコンディションの問題なんだろうな。
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