竹、竹、竹が生え。

1/12分です。
「森見登美彦リクエスト！美女と竹林のアンソロジー」読了。
よくこんな趣味に走った依頼を押し付けてと思ったら前書きに本人も書いておられました。断ろうとしたのに竹林のイメージが湧いた途端竹林のアンソロジーの誘惑に抗うことができなかったと。なるほど。トンデモ、しっとり怪談風、世界系、実話暴露系、ファンタジー、ホラー、バーチャルリアリティー。結構バラエティーに富んでいます。竹林にパンダって川原泉さんの「空の食欲魔人」であったような。竹林の漢詩の授業で生徒に感想を聞いたところ「風の音がします」とか風流な答えが返る中、「パンダの足音がします」と答えた生徒が。後々主人公に前衛詩人と叩かれます。うん、同じ中国なのに漢詩にパンダはいないよね。普段読まないジャンルにも出会えて楽しかったです。