映画「52ヘルツのクジラたち」を見て来ました。
しっとりした話なんだろうなとは思っていましたが、思った以上に重い話でした。通常のクジラより高い周波数で鳴くためその声は他のクジラに届かない、孤独なクジラの話からその悲鳴が誰にも聞こえない人たちを描いています。普段は悪い人ではないのでしょうが、切羽詰まるとどうしても手が出てしまう人たちが出て来て主人公たちを苦しめます。悪いループに入ってしまうともう抜け出すという発想が湧かないのでしょうね。誰かわかってくれる人がいればどれほど力強いか。しんどい話でもあるし出会えて良かったという話でもあるかもしれません。