5/25分です。
映画「ライフ・イズ・クライミング」を見て来ました。
視覚障害のある小林幸一郎さんとサイドガイドの鈴木直也さんは、パラクライミング世界選手権で4連覇の快挙を成し遂げます。そして2021年二人はアメリカのユタ州のフィッシャー・タワーズの尖塔を目指します。練習にボルダリングに行っているのですが、小学生の女の子に登り方をレクチャーされているのが印象的でした。色ではなく方向とつかむものの形を言っていました。なるほど。
川瀬七緒「ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ケ谷京介」読了。
ファッション関係のお話かなと思いましたが、意外とハードボイルド。いや、暴力は出て来ませんが。社会派でした。見つかった少女の遺体が特殊な服だったことから仕立屋の桐ケ谷は気になります。ファッション美術館とか行くのでモードの歴史とか見るのですが、今回はアトミックが出ていました。マニアックだ。見ていて目が痛くなるテキスタイルです。1940年代にアメリカが南太平洋沖で公開核実験を行ったことで世界に衝撃を与え、ファッションの世界ではアトミックという爆発とか汚染をイメージした抽象的な絵柄が次々生み出されました。50年代アメリカでしか流行らなかったファッションをどうして10年前に亡くなった少女は着ていたのか。ボタンやレースなど衣類のヴィンテージが色々出てきて面白いです。