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餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

いまだに惑っている

2023-05-12 23:26:23 | 本と雑誌

昨日の読んだ本のトピックが多すぎて書き切れないので補足を。装丁がミロコマチコさんでした。気づかなかったよ。アップすぎるけど確かに描線がらしい。
作者の学校の先生に言われた言葉がひどかったです。「勉強ができず、みんなと協調できない子は、大学に行けず、社会に出ても仕事がなくて、乞食になるしかないのよ」先生もすごいけど、作者もすごい。下校途中で自動販売機の前でコインを集めるホームレスのおじさんを見てこういう生活もいいかもと思っています。保育園児の時は大人になったらゴミ屋のおじさんになりたいと思っていたとか。道端のものを拾って暮らせたらいいなと。うーん、アーティストの発想です。
実家が農家で、小さい時は周りが畑ばかりの環境でした。ドーナツ現象というのでしょうか、郊外で学生時代にはどんどん畑が減りアパートになっていっていました。雨の日に母親が黒いカッパで泥だらけになって働いていたら、そばの道を小学生低学年くらいの男の子を連れたお母さんが通りました。男の子はふてくされていたようです。母親が私の母親を指さして言いました。「勉強しなかったらああなるのよ」。ひどい。別に私の母親は勉強しなかったから農業をしていたわけではありません。母親があまりにプリプリ怒っていたので聞いた私は笑ってしまいました。でも気の毒にも思いました。その子自分の食べている野菜がどう育っているかも知らない大人になるんだろうなと。サラリーマンにでもなっているのでしょうか。農業を継げずにごめんね。
型にはまった生き方もいいけど、型にはまれない子にも行く道がたくさんあって欲しなと思います。