エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

衛兵交代である

2012年04月21日 | ポエム
衛兵交代の儀式は、王朝絵巻である。







      風求む落書きしたき春深く          野 人







いまテレビでは韓国王朝のどろどろドラマの花盛りである。
王様と妃の間、王様と王族との関係、王様と臣下との関係などなど、枚挙に暇が無い。



とりわけBS放送では韓流一色であると言っても過言ではない。
かてて加えて、お笑い芸人の横行は目に余る。
安っぽい番組のオン・パレードである。



これでは見ている人たちが、ヘラヘラするのも当然である。
かつて大宅総一が「一億総白痴化」と日本人を喝破したけれど、その総白痴化に回帰しつつあると言わざるを得ないのである。



韓国のテレビを見ていると、日本のお笑い番組の二番煎じが流れているけれど、適度に秩序立っていて、画面を席捲しているようには見えないのである。



良い悪いは別にして、徴兵制があり、儒教的社会の骨組みの堅持、あるいはまた長幼の序に関して社会的に墨守するかの風潮など社会規範が社会そのものを律していると見えるのである。



さて、衛兵交代儀式の王朝絵巻である。



喇叭の音は、正にお豆腐屋さんの喇叭の音である。
黄色の服装の兵士が鳴らしている。



30分の交代劇である。
徳寿宮を散歩して、10時から30分間見学できる。
もちろん、無料のイベントである。



小学校の子どもたちも見学している。
自らの国家の儀式と悠久の歴史に思いを馳せるのであろうか。
歴史教育を徹底していると伺える。



衛兵交代の儀式から発想が跳んでしまった。
御許しあれ!



これは韓国批判でも、日本の映像文化の批判でもない。
ぼくの単なる所感である。







       テハンノのまだ眠りおる春の朝          野 人



テハンノ・・・大学路のことである。








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      荒 野人


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