エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

被災地・岩手からの報告2

2011年10月20日 | 日記
被災当日、火災が街を覆った「山田町」を通過した。
ここも又、跡形も無く街がなぎ倒されてしまった。

「瓦礫」の山が海岸線を埋める。
東北の海岸線は、すべて同様である。

この瓦礫には、そこに住んでいた人々の歴史と希望と未来があったのだ。



この日空はあくまでも澄んでいた。



悲しいのは町があったと分かることだ。



破壊されたバイク。
誰が立てたのだろうか。

使えないと分かっていても、自分の家の前に建てたのだろう。
追悼のオブジェなのだ。



悲しいのは、ここを歩いていると家々の間取りが分かる・・・そのことだ。
「ここが台所」「ここが茶の間」「ここが風呂場」そして、ここが「玄関」。



団欒の声が聞こえてくるかのようだ。



海側に行けば、ボートも破壊されて放置されている。

とにかく、何もかも破壊されてしまったのだ。
この前に、瓦礫を集めただけだ!
と、政治を批判した。

いや、瓦礫の撤去さえ「ままならない」状況となっている。
政治は責任を放棄しているとしか見えない。
それが現地の生の声だ。



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 荒野人


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