エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

大槌町悲惨・・・ここは吉里吉里人の里

2011年10月21日 | 日記
大槌町は井上ひさし氏の小説「吉里吉里人」の故郷である。



吉里吉里地区にある信号である。

なんの変哲も無い、吉里吉里人の国であったはずなのに・・・。
津波が襲って被災地にしてしまった。



綺麗な海なのに。



木端微塵に人の生活を奪っていったのだ。
自然は美しい。
だがしかし自然は怖い。



海まで、一面がなぎ倒されてしまった。
人の生活までもだ。



もうおそらく、このままでは人は住めない。



だがしかし、何処に住めば良いのだ。
まさにそれが問われている。
政治に求められている。

ぼくは、政治の怠慢は被災者と相殺されるのか!
と考えてきた。
しかし、それは違うと理解した。

被災者は自力で出来る事はやり尽くしつつ前に向かっている。
その被災者の前向きの姿に、政治はなんの力も尽くしていないと知れた。

もっともっと怒って良い。



町のあらゆる場所から、がれきの山が見える。



晩秋のススキも、その穂を風に揺らせている。
そうした季節感も辛い。

間もなく厳しい冬将軍が襲来する。
時間が無い。



にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村
 荒野人


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。