エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

枳殻・・・まろい金の玉

2014年09月19日 | ポエム
「からたち」である。



日本歌曲と言ったら「中沢 桂」さんでしょう!



からたちの花  山田耕筰 作曲   中沢  桂 独唱




「森 麻季」の清んだソプラノも捨て難い・・・。



からたちの花(Maki Mori)




聞き比べて頂きたい。
あなたはどっち派?



森 麻希のオマージュは、大玉で美しい。



中沢 桂のオマージュは、一個でしかし凛として存在する。
この季節、枳殻の実は何故か懐かしく・・・涙が零れるほど心が震えるのだ。







「からたちの産毛で包む小さき実」







ぼくは昨日、一番下の孫を引き連れて・・・いや付き合ってもらって枳殻の実を探しに出かけたのである。
場所は埼玉県「和光市樹林公園」である。



大きな枳殻があった。
嬉しくなって、シャッターを切り続けたのであった。

あかちゃんのような産毛が生えている金の玉である。
ぼくは、あかちゃんの頬にそっと手を添えた。

枳殻の心が沁みてきた・・・。



         荒 野人


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1 コメント

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感謝 (さとうまさこ)
2014-09-19 10:26:03
中沢さんのほうが正統クラシックの歌い方でしょうか。でも、このような歌曲なら森さんの声が合っているような気がしました。いずれにしても、圧倒的な迫力ですね。
声楽家がこの声を維持されるのは大変でしょうね。感謝です。
 ところで、からたちの実は食べられるのでしょうか。
(なんでも口に持って行くおばさんです)
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