エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

フクジュ草とレンギョウの花の鮮やかさよ

2011年02月23日 | 
福の寿の草と書いて「フクジュソウ」である。



ヒマラヤ杉の枯れた葉が敷き詰められている。
細く鋭いけれど、温かな褥(しとね)のようである。



不思議と黄色のフクジュソウと杉の枯葉のコントラストが季節を演出するのである。



竹の囲いと庭石の影が陽だまりを演出しているのだ。
ぽかぽかとした陽だまりで、ぬくぬくと花開いている。



近くの小料理屋の玄関にレンギョウが挿されてあった。
口細の壷である。

下の赤い花はキリシマツツジである。
いずれも、春の訪れを感じさせる花である。



黄色の花が目に優しく映る頃、季節は温かさへと移ろうのである。
お隣の国、韓国・ソウルのハンガン沿いにこのレンヒョウが咲くころ、春本番を迎えるのである。

ハンガンの氷が溶け、人々はハンガン沿いの公園に出かけるのである。



梅も香しく、街角に春の魁とばかり咲き始めるのである。
心も弾むし、目にも楽しい春が近付いている。





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                     荒野人


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