エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

山寺~立石寺

2013年07月12日 | ポエム
通称「山寺」は、奥の細道のハイライトである。
それは、あの蝉の名句の舞台だからである。

尾花沢に長逗留した後、松尾芭蕉はここ立石寺にとって返す。
尾花沢からは7里の道のりである。
尾花沢での逗留先は、紅花問屋の清風宅であった。

7月12日、まだ午後も早かったこともあり、山寺の麓宿坊に荷を置き立石寺に参詣する。
なかなかの健脚である。
芭蕉忍者説の一つの根拠ともなっている。



岩また岩を重ねた山寺である。



奥の院までの途中、階段を上り始めた場所に「蝉塚」がある。



更に上っていく。
階段は、千段を数える。



足に自信が無いと、上ろうという気分にならない。
そんな岩山である。



ここからの眺望が最も良いと、解説書に書かれている。



松尾芭蕉である。







閑かさや岩にしみいるせみの声
            芭 蕉






閑かさや・・・の句碑である。
この名句も「閑かさや」の前は「さびしさや」であった。

野人、到底かなわず、句は断念!
芭蕉の健脚に追い付かず・・・の巻である。



      荒 野人


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