エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

天女降臨~古代ハス開く

2011年07月08日 | ポエム
夜来の雨が降り続いている。
昨夜3時45分の揺れは、ここ東京でも報道されているより大きく感じた。
地盤が緩んでいる被災地は大丈夫だろうか。
このところプレートが刺激され、例えば和歌山、例えば甲信越地方、例えば鹿児島など揺れているのであって、それらの地方もやはり心配である。

わが故郷・山梨県では、富士山の噴火が直近に迫っていると、まことしやかに囁かれているのである。
そうした囁きが風のように流れて行って人心を惑わすのは怖いことである。



日本列島の揺れる大地。
この大地に天女が舞い降り、平(たい)らかに大地も人心も収まっていく夢を見た。
大賀ハスは、そうした夢を与えてくれたのであった。




天女降臨~古代ハス開く





大賀ハスである。
ハスは限りなく天女であったり、仏を連想させるではないか。






        天女が舞い降りる大地


      縄文海進がおだやかに退いていった時代
      暗い海底が隆起して大地を押し上げた
      弥生の新しい時代へと人々が踏み込んだ時
      そこには蓮の花が咲き
      天女が舞い降りたかのように
      賑やかで晴れやかであった
      房総の台地は
      弥生の人々が新興して新たな文明を築き上げていった
      あるいは海辺で
      あるいは川の辺で
      あるいは池の畔で
      男と女は本能に任せて種を増やしていった
      天女は目を細めて見守っている
      天女は豊かな肉体をもって弥生の人々を育んだのであった
      
      原始
      人々の行いは自由でおおらかであった
      天女が舞い降りる地は
      奇跡の大地であった







大賀ハスの見事さは、その執念が結果として反映されているのである。
甦ることの鮮やかさこそが煌めくのである。





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 荒野人


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