エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

銘菓の予感があるのだ!

2009年11月24日 | グルメ
八ヶ岳の茅屋の近所に「清水屋」というパン屋さんがある。
元々は和菓子を鬻(ひさ)いでいた。
和菓子屋さんだったのであるけれど、人口が減り続けやむなくパン屋さんに転向したのである。

それでも、亭主は和菓子への思い断ち切れないのであろう、細々と和菓子を作る技術を保ち続けているのである。

パンも大変美味いのである。
素材にこだわっているし、材料の使い方もケチケチしていない。

「胡麻なんて安いものだからさ!」と言って胡麻パンなどの胡麻はどっさりといれて焼いている。

ぼくは茅屋で、必ず1食はここのパンをいただく。

さて・・・。



これである。
これが美味いのだ。

柚子の皮がたっぷり入っている。
饅頭の名前は付いていない。

間違いなく銘菓である。
ぼくは八ヶ岳の茅屋に滞在中、一日4個食べてしまった。
これでは太るわけであるけれど、目と舌が欲して止まないのである。

ぼくが勝手に命名しようと思っている。
「柚子の語り部」「柚子物語」「柚子の雫(しずく)」あるいはそのものズバリで「柚子餡饅頭」ではどうだろうか?
要するに、中味は全部餡で出来ているのである。

だけどお腹に凭(もた)れない。
パクパク食べれてしまうのである。

友人たちにも食べさせたいのだけれど「日持ちがしない」のだ。
残念である。

ぼくはこの清水屋さんと親しくさせてもらっている。
とても自慢である。



南アルプスと八ヶ岳の豊かな自然の中でこその銘菓であるのかもしれない。



少なくても、清水屋さんは銘菓であるとは思っていずただ和菓子職人として作り続けているのである。

その姿に乾杯なのである。



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                     荒野人


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