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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

雨上がりの午後

2016年03月20日 | ポエム
仄かに青い空に、雲が遊弋する。
その空が、心に沁みるのだ。
否、心が傷むのかもしれないのである。



雨上がりの午後、ぼくは清水山憩いの森に出かけたのであった。
其処は、カタクリの軍師する丘。

勿論、自生するカタクリであって植栽したものではない。
ありのままのカタクリの群生である。



一本だけあるコブシの木。
小さな白い花が、目に眩しいのである。

少し、憩いの森でのんびりした。
買っていった、缶珈琲をぐびっと飲み干した。
勿論、無糖である。



雲が湧いて来た。
天気予報だと、間もなく雨模様である。

だがしかし、雨は降らなかった。







「パステルの色の生まれる春夕焼」







春夕焼が広がった。
和らかな暖かい茜色が広がった。

冬夕焼ほど、痛くはない。
秋夕焼ほど、淡くもない。
夏夕焼ほど、鮮明ではない。

柔らかく暖かいのであった。



     荒 野人


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