エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

チューリップ

2015年04月26日 | ポエム
春の麗に誘われて、国立昭和記念公園のチューリップと会いに出かけた。
同行は、従弟のK。

見頃は過ぎているけれど、遠目から見ればまだまだ「見頃」である。



昨年は、見頃に訪れた。
やはり同行は、Kであった。



チューリップは、春の季語であって俳句に詠みたくなる姿であり色合いである。
色の多彩さと、形の多様さはバイオ技術の賜物であろうか。

とまれ、何色とでも良く合う。
その柔軟さが良い。







「曲がり角曲がってもなおチューリップ」







水と碧。
優れた取り合わせである。



こうした取り合わせが似合うのはチューリップをおいて、他にあまり例を知らない。



午前中の柔らかな陽射しは、一転して午後には少し意地悪な空模様となってしまった。



遠目だと少し暗い。
雨が落ち始めた空模様である。



それでも、白は美しい姿を見せる。
背景のムスカリの青紫が、チューリップを引き立てる。



ピンクもまた、踏ん張る。
心残りの公園を後にして、Kとぼくは帰路についたのであった。

Kは、初孫の「レオ」が待っている。
お土産を買い求めた。
Kも爺になったものである。



         荒 野人

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。