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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

落椿

2016年03月09日 | ポエム
山茶花が終わり、椿も終ろうとする。
椿よ、そして春が来たのである。

晩冬を惜しむかのように、椿が散る。
風情のある景色である。



淡いピンクの椿である。
そう言えば、侘助の花もこの色が多い・・・。



この花の下である。
散り際の見事さは、山茶花をしのぐ!



この淡淡とした椿は散るほどに汚れていく。







「落椿メール一通届いたよ」







樹の下、は鮮やかな絨毯になる。
中国の緞通に椿の模様が多いのは、誰もが知っているだろう。



子どもは、この落椿で遊ぶ。
ままごとで使う。
ご飯になったり、おかずになったりする。



そのままごとの後、子どもたちが残していった落椿である。
けれど、決して寂しくはない。
子どもたちを、存分に楽しませた後である。



椿よ、つばき。
落ちてなほ、人をして楽しませよ!



     荒 野人


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