エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

春のきざし

2012年02月20日 | ポエム
日曜日・・・暖かな日であった。
風もなく、麗らかである。



雲は、印影がはっきりして立体的に瞳孔に飛び込んで来た。
美しい雲である。



正に春のきざしである。
色が違う。



冬の象徴としての侘助だって、白い花弁にピンクを刷いて誇らしげである。
花が全開しなくたって、可愛らしいではないか。



薄く張った氷で遊ぶ子どもである。




      ため池や薄氷で遊ぶ子らがいる        野 人

      薄氷のその危うさよ夜は明けぬ        野 人








      咲いているさきくさの珠淡きかな       野 人



さきくさ・・・三椏のことである。



エリカの花である。
淡いピンクが嬉しいのである。



我が家の周辺では一番先に咲く紅梅である。
この樹を含め三本の紅梅があって、ほぼ等しく花開いている。
春のきざしが目に優しいのである。



我が家の鉢植えの「春蘭」である。
この花芽を含めて6個あまり咲いてくれそうだ。

この春蘭は、八ヶ岳の茅屋の裏山で頂いてきた。
毎年咲いて春を告げてくれるのである。

春の足音が確実に耳朶に響いている。





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     荒 野人


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