エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

我れ、かく離水せり!

2012年02月21日 | ポエム
コハクチョウたる私は、かく離水せり!
重たい身体だから、アプローチが大切なのである。

けれど、一度空に舞いあがったら「優雅」に飛翔する・・・そうでしょう?



水面をタッタッタと駆ける。



まだまだ駆ける。
この瞬間が他のコハクチョウや鴨に迷惑をかけてしまう。
「まあ、お互いさま」である。



この一掻きで空に浮いた。
その瞬間である。



しばらく低空飛行する。
完全に風を捉えるまではこの低空飛行である。



風を捉えた!
上昇するチャンスである。



羽を掻く。
ひたすら掻く。

上昇気流を完全に捉えた。
後は風に任せて舞い上がるのだ。



徐々に川面から離れる。
気分が良いのだ。





      白鳥は舞い上がり風捉えたり        野 人





白鳥を詠むのは生き物であるだけに難しい。




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     荒 野人


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ripple)
2012-02-21 10:46:16
カワウがこういう
離陸をします
水面を駆ける
へんてこな格好が
なんとも愉快です
返信する
rippleさんへ! (荒野人)
2012-02-22 21:04:28
カワウの離水は見た事がありません。
着水はあるのですが・・・。
いずれにしても、その必死だが可愛らしいですね。

忍者の水上を駆ける術は、鳥がヒントですね!
なんていっても、あり得ないあり得ない!
ですね。
返信する

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