エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

越辺川の白鳥・・・デジタル・ブックで音楽とともに

2011年03月03日 | 日記
概ね3月まで白鳥はここに居る。
水温む頃、シベリアへと旅立つのである。
自然のままの白鳥の美しさは比類なきものである。


デジブック 『越辺川の白鳥』



もうすぐ飛び立つのである。
再び長いワタリに旅立つ白鳥たちへ愛情をこめて。

駐車場の隣りにある会社のHPでは「白鳥便り」が掲載されている。
三井精機工業HP(白鳥便り)





にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                     荒野人



セリバオウレンの花へ

2011年03月03日 | ポエム
セリバオウレンは、スプリングエフェメラル (早春の妖精)の一つと言われている花である。
実に多様な貌を持った花である。



小平の薬用植物園で満開を迎えているのである。
枯葉を敷き詰めた雑木林に、かそけき姿を現しているのだ。

褥・・・そんな言葉を想起させるたたずまいである。






        スプリングエフェメラル


      鋭い棘が刺さって
      その白き肌の節理に
      ぼくは口づける
      たちまち
      その白き肌のうねりが朱に染まっていく
      うねりは
      たおやかに
      なだらかに
      あなたの息遣いに共鳴して蠢動する
      早春の妖精よ
      ニンフよ
      来たれ
      来たりて
      甘き口づけに陶酔せよ
      季節が逡巡しつつ
      あなたに
      そっと手をかざすのだ
      ぼくは
      荒ぶる愛撫を捧げよう





この花は雌花である。



この純白は雄花である。



この花は両性花である。

セリバオウレンは、雄、雌、両性の三種類の花が咲くのである。

葉がセリに似ているところから命名された。
だから「セリバ」と冠がつくのである。

花言葉は「揺れる心」である。
そのわりには、確然として存在し、季節を告げている。







にほんブログ村 ポエムブログ 写真詩へにほんブログ村
                     荒野人