エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

チャオプラヤー川紀行・・・デジタル・ブックで音楽とともに

2011年03月02日 | 旅行
チャオプラヤー川はタイの首都バンコクを縦断する大河である。
遡れば、アユタヤに辿り着くのである。



川の両岸には近代的なビルが立ち並んでいる。



タイ市内には縦横にクリークが走っている。
そこは渋滞の無い市民の交通機関である、乗り合い舟が航行しているのである。



デジブック 『チャオプラヤー川紀行』





夕景も又綺麗である。



ほのかに赤く染まる街は美しい。



川を越える渡し賃は、日本円で10円以内である。
ぼくもまた、ワット・ポーへはこうした舟で行くことがある。

国際色豊かな観光乗員を眺めるのも楽しいのである。





にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                     荒野人

ミモザが咲き初めた・・・春を告げる黄色の房

2011年03月02日 | ポエム
近所でミモザが開きつつある。
ミモザ・アカシアである。



春を告げる花であり色彩である。
その横で紅梅が満開となっているのであった。



梅の花もまた人を魅了し、古今東西、芸術的な表現の手法を産み続けてきた。
見事な花である。

この時期、ミモザと同系色の花が目を楽しませてくれる。
一つはエニシダ、もう一つはモニカである。



これはエニシダ。
花言葉は、きれい好き、上品、清楚、博愛、謙遜、である。

モニカは、アカシア・モニカと称するのである。
花言葉は、優雅 友情、である。

両方とも、黄色の楚々とした気配を漂わせて咲くのである。







        ミモザの心


      ミモザが咲く刻
      ぼくにはあなたの感じやすい心と
      あなたとの秘めた愛の時間が
      現となって甦ってくるのだ

      ミモザはあたかも当然であるかのように
      あなたのイマージュを映しとったまま
      瞬時にしてあなたを連れ去ってしまい
      鉄板の囲いの中へと引きずりこんでいくのだ
      ぼくは鉄板の囲いの外で
      ミモザを仰ぎ見て滂沱として落涙し佇むのだ
      あなたはその事実を知っているか
      いや知っているのだろうか

      佇んでいると
      刻がチッチッと進んで次元が空を翔けていく
      次元は忽ちブラックホールを産み出し
      あなたを万力の強さで奪っていくのだ

      ミモザが咲き初めると
      だからぼくは慄き怖れ
      やがて萎縮する魂を鼓舞する術とてしらず
      ただただ跪き畏怖するのだ

      ミモザが摂理のままに咲き誇る刻
      ぼくの魂は流離(さすら)いつつ次元に突進する
      突進を何度も繰り返すことで
      ぼくの魂は荒ぶる神となって散華するのだ






ミモザの花言葉はあなたをイメージさせるものだ。

  真実の愛、秘する愛、優雅、感じやすい心、豊かな感受性

である。

ぼくはミモザの花言葉の前で茫然としてしまった。
ほんとうにあなたを表現していると感じてしまったのだ。





にほんブログ村 ポエムブログ 写真詩へ
にほんブログ村
                     荒野人