近所でミモザが開きつつある。
ミモザ・アカシアである。
春を告げる花であり色彩である。
その横で紅梅が満開となっているのであった。
梅の花もまた人を魅了し、古今東西、芸術的な表現の手法を産み続けてきた。
見事な花である。
この時期、ミモザと同系色の花が目を楽しませてくれる。
一つはエニシダ、もう一つはモニカである。
これはエニシダ。
花言葉は、きれい好き、上品、清楚、博愛、謙遜、である。
モニカは、アカシア・モニカと称するのである。
花言葉は、優雅 友情、である。
両方とも、黄色の楚々とした気配を漂わせて咲くのである。
ミモザの心
ミモザが咲く刻
ぼくにはあなたの感じやすい心と
あなたとの秘めた愛の時間が
現となって甦ってくるのだ
ミモザはあたかも当然であるかのように
あなたのイマージュを映しとったまま
瞬時にしてあなたを連れ去ってしまい
鉄板の囲いの中へと引きずりこんでいくのだ
ぼくは鉄板の囲いの外で
ミモザを仰ぎ見て滂沱として落涙し佇むのだ
あなたはその事実を知っているか
いや知っているのだろうか
佇んでいると
刻がチッチッと進んで次元が空を翔けていく
次元は忽ちブラックホールを産み出し
あなたを万力の強さで奪っていくのだ
ミモザが咲き初めると
だからぼくは慄き怖れ
やがて萎縮する魂を鼓舞する術とてしらず
ただただ跪き畏怖するのだ
ミモザが摂理のままに咲き誇る刻
ぼくの魂は流離(さすら)いつつ次元に突進する
突進を何度も繰り返すことで
ぼくの魂は荒ぶる神となって散華するのだ
ミモザの花言葉はあなたをイメージさせるものだ。
真実の愛、秘する愛、優雅、感じやすい心、豊かな感受性
である。
ぼくはミモザの花言葉の前で茫然としてしまった。
ほんとうにあなたを表現していると感じてしまったのだ。
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荒野人
ミモザ・アカシアである。
春を告げる花であり色彩である。
その横で紅梅が満開となっているのであった。
梅の花もまた人を魅了し、古今東西、芸術的な表現の手法を産み続けてきた。
見事な花である。
この時期、ミモザと同系色の花が目を楽しませてくれる。
一つはエニシダ、もう一つはモニカである。
これはエニシダ。
花言葉は、きれい好き、上品、清楚、博愛、謙遜、である。
モニカは、アカシア・モニカと称するのである。
花言葉は、優雅 友情、である。
両方とも、黄色の楚々とした気配を漂わせて咲くのである。
ミモザの心
ミモザが咲く刻
ぼくにはあなたの感じやすい心と
あなたとの秘めた愛の時間が
現となって甦ってくるのだ
ミモザはあたかも当然であるかのように
あなたのイマージュを映しとったまま
瞬時にしてあなたを連れ去ってしまい
鉄板の囲いの中へと引きずりこんでいくのだ
ぼくは鉄板の囲いの外で
ミモザを仰ぎ見て滂沱として落涙し佇むのだ
あなたはその事実を知っているか
いや知っているのだろうか
佇んでいると
刻がチッチッと進んで次元が空を翔けていく
次元は忽ちブラックホールを産み出し
あなたを万力の強さで奪っていくのだ
ミモザが咲き初めると
だからぼくは慄き怖れ
やがて萎縮する魂を鼓舞する術とてしらず
ただただ跪き畏怖するのだ
ミモザが摂理のままに咲き誇る刻
ぼくの魂は流離(さすら)いつつ次元に突進する
突進を何度も繰り返すことで
ぼくの魂は荒ぶる神となって散華するのだ
ミモザの花言葉はあなたをイメージさせるものだ。
真実の愛、秘する愛、優雅、感じやすい心、豊かな感受性
である。
ぼくはミモザの花言葉の前で茫然としてしまった。
ほんとうにあなたを表現していると感じてしまったのだ。
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荒野人