最近、耳にするようになった『集団免疫』という言葉。
僕は理解できていなかったのだが、最近ようやくわかってきた。
以下は数学。
たとえば、1人が3人にウイルスを感染させていけば、患者はネズミ算で増えていく。
1人×3=3人
3人×3=9人
9人×3=27人
27人×3=51人
51人×3=153人
153人×3=459人
459人×3=1377人
これが一番まずい状況だ。
発生当初の中国・武漢や現在のイタリアやヨーロッパがこの状態と言える。
現在の日本はこうなる前の状態で、一歩間違うとクラスターが多数発生してヨーロッパのようになってしまう。
政府の専門家会議がさらなる自粛を求めているのはそのためだ。
ところが、1人が1人にウイルスを感染させていくのであれば、患者の数はほとんど増えない。
1人×1=1人
1人×1=1人
1人×1=1人
足し算で合計3人の感染者が出ているが、この中には回復して治る人もいるので、あまり増えることはない。
そして1人が0.8人に感染させていく状態であれば、患者の数は減っていく。
1人×0.8=0.8人
0.8人×0.8=0.64人
0.64人×0.8=0.512人
0.512人×0.8=0.4096人
これがピークを過ぎて収束していく状態だ。
では、この感染するのが0.8人の状態とは何か?
これが多くの人に『免疫』や『抗体』ができている状態、すなわち『集団免疫』状態らしい。
わかりやすく言えば、
今までライブハウスなどで1人が10人感染させていたら感染者はネズミ算でどんどん増えていく。
ところが9人に『免疫』『抗体』が出来ていれば、ウイルス感染は1人×(10人ー9人)=1人になる。
これは今回のコロナウイルスに限ったことではなく、「麻疹」「風疹」「おたふく風邪」ですでに経験済みのことらしい。
「はしか」「風疹」「おたふく風邪」のウイルスは現在も存在しているが、僕たちには予防接種で『免疫』『抗体』が出来ているから拡散しない。
仮に1人が「はしか」に感染しても、まわりの人間には『免疫』『抗体』があるから、1人×0人=0人になる。
なので、今回のコロナウイルスに関しては、水際対策で失敗してすでにウイルスが市中に出まわっているので、『集団免疫』状態にして乗り切るしかない。
幸いにして、このウイルスは80%の人が軽症で回復するので、回復した人は『免疫・抗体持ち』になる。
ワクチンが出来れば国民全員が『免疫・抗体持ち』になって、完全収束するだろう。
問題なのは重症になる20%の人だが、これらの人たちに対しては病院で人工呼吸器などを使い、全力で看護するしかない。
現在、政府は重症患者が過度に増えた時に備えて、病床の拡大と人工呼吸器の量産に力を注いでいるようだが、この施策は正しい。
というわけで、
政府や専門家会議がやろうとしていることがやっと理解できました。
人がコロナウイルスに感染することは現状では仕方なく、免疫・抗体を持つ人を増やして『集団免疫』状態をつくるしか収束の道はない。
ドイツのメルケル首相は国民の60~70%が罹るのは仕方ないと言っている。
とは言え、これは、どうせ60~70%の人が罹らなくては収束しないのだから放置していいということではない。
英国はこれをやろうとして失敗し、方向転換した。
イベントなどの行動規制やPCR検査→軽い陽性の方の自宅待機など、クラスターを出来るかぎり作らない不断の努力が必要。
そして、何より重症患者が出た時のために病床と人工呼吸器を確保しておかなくてはならない。
収束への道筋が見えているのは、すこし安心しますね。
ただし、今回のウイルスにはまだワクチンがないので長丁場になりそう。
日本の場合は検査数が絶対的に少ないので、判断の際のデータの精度が問われる。
いったん回復した人がふたたび陽性になるという事例も発生しているから、もしこれが確かなら『集団免疫』理論が崩壊するから先が見えなくなる……。
これだけは絶対にあってほしくないですね……。
僕は理解できていなかったのだが、最近ようやくわかってきた。
以下は数学。
たとえば、1人が3人にウイルスを感染させていけば、患者はネズミ算で増えていく。
1人×3=3人
3人×3=9人
9人×3=27人
27人×3=51人
51人×3=153人
153人×3=459人
459人×3=1377人
これが一番まずい状況だ。
発生当初の中国・武漢や現在のイタリアやヨーロッパがこの状態と言える。
現在の日本はこうなる前の状態で、一歩間違うとクラスターが多数発生してヨーロッパのようになってしまう。
政府の専門家会議がさらなる自粛を求めているのはそのためだ。
ところが、1人が1人にウイルスを感染させていくのであれば、患者の数はほとんど増えない。
1人×1=1人
1人×1=1人
1人×1=1人
足し算で合計3人の感染者が出ているが、この中には回復して治る人もいるので、あまり増えることはない。
そして1人が0.8人に感染させていく状態であれば、患者の数は減っていく。
1人×0.8=0.8人
0.8人×0.8=0.64人
0.64人×0.8=0.512人
0.512人×0.8=0.4096人
これがピークを過ぎて収束していく状態だ。
では、この感染するのが0.8人の状態とは何か?
これが多くの人に『免疫』や『抗体』ができている状態、すなわち『集団免疫』状態らしい。
わかりやすく言えば、
今までライブハウスなどで1人が10人感染させていたら感染者はネズミ算でどんどん増えていく。
ところが9人に『免疫』『抗体』が出来ていれば、ウイルス感染は1人×(10人ー9人)=1人になる。
これは今回のコロナウイルスに限ったことではなく、「麻疹」「風疹」「おたふく風邪」ですでに経験済みのことらしい。
「はしか」「風疹」「おたふく風邪」のウイルスは現在も存在しているが、僕たちには予防接種で『免疫』『抗体』が出来ているから拡散しない。
仮に1人が「はしか」に感染しても、まわりの人間には『免疫』『抗体』があるから、1人×0人=0人になる。
なので、今回のコロナウイルスに関しては、水際対策で失敗してすでにウイルスが市中に出まわっているので、『集団免疫』状態にして乗り切るしかない。
幸いにして、このウイルスは80%の人が軽症で回復するので、回復した人は『免疫・抗体持ち』になる。
ワクチンが出来れば国民全員が『免疫・抗体持ち』になって、完全収束するだろう。
問題なのは重症になる20%の人だが、これらの人たちに対しては病院で人工呼吸器などを使い、全力で看護するしかない。
現在、政府は重症患者が過度に増えた時に備えて、病床の拡大と人工呼吸器の量産に力を注いでいるようだが、この施策は正しい。
というわけで、
政府や専門家会議がやろうとしていることがやっと理解できました。
人がコロナウイルスに感染することは現状では仕方なく、免疫・抗体を持つ人を増やして『集団免疫』状態をつくるしか収束の道はない。
ドイツのメルケル首相は国民の60~70%が罹るのは仕方ないと言っている。
とは言え、これは、どうせ60~70%の人が罹らなくては収束しないのだから放置していいということではない。
英国はこれをやろうとして失敗し、方向転換した。
イベントなどの行動規制やPCR検査→軽い陽性の方の自宅待機など、クラスターを出来るかぎり作らない不断の努力が必要。
そして、何より重症患者が出た時のために病床と人工呼吸器を確保しておかなくてはならない。
収束への道筋が見えているのは、すこし安心しますね。
ただし、今回のウイルスにはまだワクチンがないので長丁場になりそう。
日本の場合は検査数が絶対的に少ないので、判断の際のデータの精度が問われる。
いったん回復した人がふたたび陽性になるという事例も発生しているから、もしこれが確かなら『集団免疫』理論が崩壊するから先が見えなくなる……。
これだけは絶対にあってほしくないですね……。
こうなったら集団免疫に期待するしかないですね。
いつもありがとうございます。
ワクチンがないので、医療崩壊を起こさず、最小限の被害で、ゆっくりと時間をかけて集団免疫の状態をつくっていくしか方法はなさそうですね。
イタリアのように急激なカーブでピークをつくって集団免疫状態にすれば医療崩壊が起きてしまう。
なだらかなカーブで収束させていく方法は有効ですが、どれくらい時間がかかるんでしょうね。
ワクチンができるまでは長い戦いになりそうです。
治療法がないのは通常の風邪だって全く同じです。風邪は通常のコロナウイルスが病原で、治療は対症療法しかありません。
風邪の特効薬というものは存在せず、世間に出回っている『風邪薬』なるものは所詮は熱や咳を抑えるだけの対症療法の薬なのです。風邪が治るのは時間が経つと各自に風邪への免疫ができるからです。
この点では新型コロナウイルスも条件は同一です。
重症化するのはだいたい50人に1人。死亡率は毎年流行するインフルエンザの方が格段に高いのです。
若い人はほぼ無症状で、大抵は自力で治ってしまいます。
『抵抗力のない老人は5人に1人が重症化して、既往症のある人は注意が必要』ですが、この点はある程度仕方がないことと言えなくもありません。
あえて言うなら『この世代の人口が減るのは年金問題が解決したりして、社会全体的にはいい結果をもたらすのかもしれない』とさえ思ってしまいます。
いっそ早いこと世界全体に罹患者が広がって、ある程度淘汰されるのが、人類としては種の強さに繋がるかもしれません。
そう思えば蔓延するのを放っておいてもいいのかもしれません。
有効な治療薬がない以上、最終的に『人口の8割が罹患したとき、各自にウイルスに対する免疫力がついて、この蔓延は収束する』と言われています。
今やっていることは『爆発的な拡大により医療が崩壊するのを防いで、できるだけ多くの罹患者が治療を受けられるようにとり計らう』という対応なのです。
どんなに手を尽くしても、感染のスピードを抑えているだけで、感染がどこまで拡がるかという結果はほぼ同じになります。
いつもありがとうございます。
mobilis-in-mobiliさんが書かれていることが『集団免疫』理論なんですよね。
僕よりわかりやすく書いていただき、ありがとうございます。
僕は『集団免疫』理論をずっと理解できなくて、いろいろ調べていたのですが、最近なんとなく腑に落ちてきました。
とは言え、方法論としていろいろ疑問はあるのですが……。
たとえば、発生したクラスターを適宜潰していき、軽い陽性患者を自宅隔離していけば、国民の80%が羅漢しなくても収束できるのではないか、とか……。
あとはmobilis-in-mobiliさんも書いていらっしゃる『淘汰の思想』も引っ掛かる……。
このウイルスの厄介な所はワクチンがないことですよね。
これが既存のインフルエンザと大きく違う所。
なのでワクチンができるまで、長い戦いになりそうですね。
あとは専門家には『集団免疫論』など、理論的なことをもっと説明してほしいですよね。