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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

手塚治虫名言集②~ぼくたちは、かけがえのない地球に「同乗」している、仲間です。

2012年02月01日 | 名セリフ・名言集
 gooランキングで紹介していた手塚治虫先生の名言集。
 手塚先生の言葉はお説教くさいのですが、今回はその第二弾。

★ぼくたちは、かけがえのない地球に「同乗」している、仲間です。

 現在、人間が行っている自然破壊は、地球の再生キャパをはるかに越えてしまっているらしい。
 百年前なら、多少海が汚れても、自然が長い時間をかけて再生し、元の姿に戻すことができた。
 ところが現在は、再生が間に合わないくらいに破壊されている。
 仮に地球の再生能力が10とすると、破壊が20で、マイナス10という感じ。
 というわけで、そろそろ<成長><発展>という神話を捨てたらどうか?
 <公益資本主義>という価値観があるらしいが、成長・発展よりも<自然環境を重視する>という価値観に展開すべきではないか。
 まあ僕は日本という成熟社会にいるから、こんなことが言えて、発展途上国の人には受け入れられないことかもしれませんが、そんな気がします。

★人の命なんて、心配してもしなくても、終わる時には無情に終わるもの。

 このことは3・11の震災で実感した。
 明日、大地震が起きれば、死んでしまうかもしれない命。
 だったら10年後、20年後を憂えて生きるよりも今をしっかり生きたいと思います。

★人間の「善」が、常に「悪」よりも先んじてほしいものです。

 手塚治虫先生らしい言葉。
 以前『ペイ・フォワード』という映画を見たが、そこで描かれていたことは、人が「善」をひとつ行なったら、他の人も「自分も善をやろう」と思い、全世界に「善」がネズミ講のように増えていくという内容だった。
 これは逆も真なり。
 ひとりが「悪」を行えば、「俺も」と思う人や「復讐を」と思う人が出てきたりして、「悪」がどんどん増えていく。
 <怒りや憎しみ>の連鎖よりは、<愛情や喜び>の連鎖の方が、ずっといいと思います。

★一攫千金は偽りの成功。真の人生の勝負は、じっくり腰を落ち着かせてかかるべきだ。

 そうですね。
 小さな努力の積み重ねが積もり積もって、大きな実力に繋がるんでしょうね。
 若い時は、「自分がちょっとがんばれば、道はどんどん開ける」と自惚れていましたが、そんなことは幻想。
 天才イチローだって、子供の頃、毎日バッティングセンターに通っていた。
 大きな変化を望むなら、小さなことを積み重ねる。
 小さなことを積み重ねないで、大きなことを望み、結果、失敗・挫折して、「自分はダメだ」と思ってしまう。
 この悪循環は断ち切りたい。

★人のあとをついていったら、安全ということはありません。

 これは手塚先生の戦争体験から出た言葉?
 みんなが同じ方向を向いて、他人の価値観を信じ自分を失ってしまったら、軍国主義・ファシズムの時代に。
 会社でも「○○部長についていけば大丈夫」みたいなことはつまらない。
 何事においても<自分>をしっかり持ちたいものです。

 その他には、こんな言葉も。

★人生は一人じゃない。二人三脚で走らねばならんこともある。
★インプットがないのに、アウトプットは出来ません。
★合理化はゆとりや遊びの空間を消して、むしろ人を遠ざけることになります。
★井の中の蛙を決め込んでいるのは、敗北だと思う。
★今は失われてしまったそれらは、しかし、決して取り戻せないわけではないのです。

 最後はこれ。

★いろんな街の路地裏には、さまざまな人生の味気がしみこんでいる。

 こういうふうに物事を見られるような感性を身につけたいですね。


手塚治虫名言集①はこちら



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